唐物表象と物語享受の諸相 --
河添房江 /著   -- 岩波書店 -- 2018.12 -- 22cm -- 420,9p

資料詳細

タイトル 源氏物語越境論
副書名 唐物表象と物語享受の諸相
著者名等 河添房江 /著  
出版 岩波書店 2018.12
大きさ等 22cm 420,9p
分類 913.36
件名 源氏物語 , 日本-貿易-アジア(東部)-歴史 , 日本-文化-歴史
個人件名 紫 式部
注記 索引あり
著者紹介 1953年生まれ。1977年東京大学文学部卒業。1985年同大学院人文科学系研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。現在、東京学芸大学教育学部教授。一橋大学大学院言語社会研究科連携教授。著書に、『源氏物語の喩と王権』(有精堂、1992年)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:二つの越境. 『竹取物語』と東アジア世界. 『うつほ物語』の異国意識と唐物. 『枕草子』の唐物賛美. 高麗人観相の場面. 唐物派の女君と和漢意識. 梅枝巻の天皇. 和漢並立から和漢融和へ. 平安物語における異国意識の再編. 『栄花物語』の唐物と異国意識. 平家一族と唐物. 「源氏物語絵巻」と『源氏物語』. 「橋姫」の段の多層的時間. 「源氏物語絵巻」の色彩表象. 源氏絵に描かれた衣装. 源氏絵に描かれた唐物. 『葵上』と『野宮』のドラマトゥルギー. 『半蔀』のドラマトゥルギー. 『住吉詣』のドラマトゥルギー. 国民文学としての『源氏物語』. 現代語訳と近代文学. 翻訳と現代語訳の異文化交流
内容紹介 物語は越境を続けることで生き永らえる。唐物表象をはじめとする異文化接触の痕跡と、図像化や翻訳による多様なメディア変奏、2つの越境性を通して作品の魅力に迫る。
要旨 『源氏物語』は、古代から現代まで、時間と空間を越えて様々な領域に越境を続けてきた作品である。唐物表象をはじめ作品そのものに織り込まれている異文化接触の痕跡と、図像化や翻訳などメディアの上での多様な変奏、二つの「越境」性についての精緻な考察を通して、『源氏物語』の計り知れない生命力に迫ることを試みる。
目次 序 二つの越境―異文化接触とメディア変奏;第1部 東アジア世界のなかの平安物語(威信財としての唐物;『源氏物語』の和漢意識;異国憧憬の変容);第2部 『源氏物語』のメディア変奏(源氏絵の図像学;源氏能への転位;近現代における受容と創造)
ISBN(13)、ISBN 978-4-00-061306-4   4-00-061306-5
書誌番号 1113648120
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113648120

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