ユダヤ人組織の支援活動と政府の難民政策 --
丸山直起 /〔著〕   -- みすず書房 -- 2018.12 -- 20cm -- 412,21p

資料詳細

タイトル ホロコーストとアメリカ
副書名 ユダヤ人組織の支援活動と政府の難民政策
著者名等 丸山直起 /〔著〕  
出版 みすず書房 2018.12
大きさ等 20cm 412,21p
分類 369.38
件名 難民(ヨーロッパ)-アメリカ合衆国-歴史-1933~1945 , ユダヤ人-ヨーロッパ-歴史 , 避難民救助-歴史 , ホロコースト
注記 索引あり
著者紹介 1942年、長野県生まれ。1965年、早稲田大学政経学部卒業、1973年、一橋大学大学院単位取得退学。小樽商科大学、国際大学、明治学院大学で教える。明治学院大学名誉教授。法学博士(一橋大学)。専門は国際政治学・東アジアのユダヤ史。主な著書に『太平洋戦争と上海のユダヤ難民』(法政大学出版局、2005)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 ヨーロッパのユダヤ人に迫る危機に国際社会はどう向きあったのか。危機の時代における民間組織「ジョイント」と、ひとりの女性ソーシャルワーカーの活動に焦点をあてながら、ユダヤ難民の辿ってきた道のりを詳細に跡づける。
要旨 ナチス・ドイツによるホロコーストはユダヤ人の生命を奪っただけでなく、宗教や文化などあらゆる「ユダヤ的なもの」を破壊した。その結果、数千のユダヤ人コミュニティが消滅し、1億冊以上の書籍が失われた。ユダヤ人の犠牲は600万にのぼり、これはヨーロッパ大陸のユダヤ人人口全体の実に72パーセント以上にあたる。しかし、国際社会は絶望の淵に追い込まれたユダヤ人の運命に非情であった。国家が頼りにならなければ、自分たちで不幸な難民を救うしかない。19世紀以来、欧米諸国にはユダヤ人の救援組織がつぎつぎと誕生し、国際的な絆で結ばれていた。そのひとつ、第一次世界大戦を機に発足したアメリカ・ユダヤ人合同配分委員会(「ジョイント」)が、ナチス支配下で苦悩する同胞を救うため、すべての組織、資金、人材を動員する。そのスタッフは戦乱の地に派遣され、身の危険を顧みずに救済活動をおこなった。しかし、彼らの行く手には国益と官僚主義の壁が立ちはだかる。本書は、危機の時代における「ジョイント」と、そのひとりの女性ソーシャルワーカーの活動に焦点をあてながら、ユダヤ難民の辿ってきた道のりを詳細に跡づける。
目次 序章 ホロコーストへの道;第1章 難民はアメリカをめざす;第2章 危機の時代とアメリカのユダヤ人;第3章 ドイツの反ユダヤ政策とアメリカ政府の対応;第4章 セントルイス号の悲劇;第5章 戦時下のジョイント;第6章 解放の年;終章 なぜアウシュヴィッツは爆撃されなかったのか
ISBN(13)、ISBN 978-4-622-08734-2   4-622-08734-0
書誌番号 1113649730

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