生命の定義を超えた存在 --
山内一也 /〔著〕   -- みすず書房 -- 2018.12 -- 20cm -- 239,30p

資料詳細

タイトル ウイルスの意味論
副書名 生命の定義を超えた存在
著者名等 山内一也 /〔著〕  
出版 みすず書房 2018.12
大きさ等 20cm 239,30p
分類 465.8
件名 ウイルス
注記 索引あり
著者紹介 1931年、神奈川県生まれ。東京大学農学部獣医畜産学科卒業。農学博士。北里研究所所員、国立予防衛生研究所室長、東京大学医科学研究所教授、日本生物科学研究所主任研究員を経て、現在、東京大学名誉教授、日本ウイルス学会名誉会員、ベルギー・リエージュ大学名誉博士。専門はウイルス学。主な著書に『エマージングウイルスの世紀』(河出書房新社、1997)などがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 ウイルスの生と死は、生物のそれとはどこかずれている。ウイルスの生態を知れば知るほど、生と死の、生物と無生物の、共生と敵対の境界が曖昧になっていく。読むほどに生物学の根幹にかかわる問に導かれていく1冊。
要旨 ウイルスとは何者か。その驚くべき生態が明らかになるたびに、この問いの答は書き替えられてきた。ウイルスは、数十億年にわたり生物と共に進化してきた「生命体」でありながら、細胞外ではまったく活動しない「物質」でもある。その多くは弱く、外界ではすぐに感染力を失って“死ぬ”。ただし条件さえ整えば、数万年もの凍結状態に置かれても、体がばらばらになってしまったとしても“復活”する。ウイルスの生と死は、生物のそれとはどこかずれている。一部のウイルスは、たびたび世界的流行を引き起こしてきた。ただしそれは、人類がウイルスを本来の宿主から引き離し、都市という居場所を与えた結果でもある。本来の宿主と共にあるとき、ウイルスは「守護者」にもなりうる。あるものは宿主を献身的に育て上げ、またあるものは宿主に新たな能力を与えている。私たちのDNAにもウイルスの遺伝情報が大量に組み込まれており、一部は生命活動にかかわっている。ウイルスの生態を知れば知るほど、生と死の、生物と無生物の、共生と敵対の境界が曖昧になっていく。読むほどに生物学の根幹にかかわる問に導かれていく一冊。
目次 第1章 その奇妙な“生”と“死”;第2章 見えないウイルスの痕跡を追う;第3章 ウイルスはどこから来たか;第4章 ゆらぐ生命の定義;第5章 体を捨て、情報として生きる;第6章 破壊者は守護者でもある;第7章 常識をくつがえしたウイルスたち;第8章 水中に広がるウイルスワールド;第9章 人間社会から追い出されるウイルスたち;第10章 ヒトの体内に潜むウイルスたち;第11章 激動の環境を生きるウイルス
ISBN(13)、ISBN 978-4-622-08753-3   4-622-08753-7
書誌番号 1113650035

所蔵

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公開 465 一般書 貸出中 - 2064046511 iLisvirtual
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都筑 公開 465 一般書 貸出中 - 2066674145 iLisvirtual