富本憲吉 /〔著〕, 森野彰人 /編, 前﨑信也 /編   -- 里文出版 -- 2019.1 -- 21cm -- 390p

資料詳細

タイトル わが陶器造り
著者名等 富本憲吉 /〔著〕, 森野彰人 /編, 前﨑信也 /編  
出版 里文出版 2019.1
大きさ等 21cm 390p
分類 751.1
件名 陶磁器(日本)-技法
注記 コデックス装
著者紹介 【富本憲吉】(1886-1963)は日本陶芸の近代における進歩・発展を考える上において避けて通ることのできない人物である。東京美術学校(現在の東京芸術大学)で建築・室内装飾を専攻し卒業後に英国留学。帰国後、東京でバーナード・リーチ(1887-1979)と出会い、それが元で陶芸を始めた。富本は生涯にわたり、活動の場のスクラップ・アンド・ビルドを繰り返した。初期の民藝運動の主要メンバーでありながら、後に距離をとる。国画創作協会工芸部を創設したが、後に脱退し新匠美術工芸会を結成。帝国美術院・芸術院会員となったがいずれも辞任。このように波乱の経歴を経て、最終的には第一回の重要無形文化財保持者(色絵磁器)に認定され、文化勲章を受賞、いわば二十世紀の芸術家が考えうるあらゆる肩書を手中にした傑物である。作品は楽焼から始め、白磁、染付、色絵、金銀彩と広がりをみせた。古典の応用ではなく「竹林月夜」や「羊歯」「四弁花」など写生から生み出す模様を展開したことから、模様の作家とも呼ばれる。更に芸術家でありながら、富本デザイン製品の大量生産も手掛けた。変化し続ける時代を反映するように、芸術家とデザイナーとの間を自由に行き来した作家とも言える。富本には東京美術学校と京都市立美術大学で教授を務めたという教育者の一面もある。重要無形文化財保持者である近藤悠三(1902-1985)や藤本能道(1919-1992)、本書の鼎談に参加した柳原睦夫、森野泰明など、彼の薫陶を受けた多くの作家たちは、戦後日本の陶芸界を支える一つの柱となり活躍した。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
要旨 第1回重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された富本憲吉が陶芸家を目指す学生たちに向けて、作陶から焼成、販売までのノウハウをガリ版刷りの冊子に残していた。それがこの『わが陶器造り』である。未完ではあるが没後50年余を経てなお色褪せない指南書である。本書には陶芸家とはこうありたい、という富本の強い思いが込められている。
目次 鼎談「わが陶器造り」(乾由明;柳原睦夫;森野泰明;司会/森野彰人);『わが陶器造り』富本憲吉(原本複写);『わが陶器造り』(釈文+解説)(緒言;陶器造りの発達の順序と種類;圖案;陶土;成形;装飾、釉薬及び彩料の調成と運用;釉と彩料その他の運用;窯及び熱料;雑、工房その他)
ISBN(13)、ISBN 978-4-89806-474-0   4-89806-474-4
書誌番号 1113652564
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113652564

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