因果問題についての歴史的・体系的研究 -- 改訳新版 --
エルンスト・カッシーラー /〔著〕, 山本義隆 /訳   -- みすず書房 -- 2019.1 -- 22cm -- 324,54p

資料詳細

タイトル 現代物理学における決定論と非決定論
副書名 因果問題についての歴史的・体系的研究
版情報 改訳新版
著者名等 エルンスト・カッシーラー /〔著〕, 山本義隆 /訳  
出版 みすず書房 2019.1
大きさ等 22cm 324,54p
分類 421.3
件名 量子力学
注記 原タイトル:DETERMINISMUS UND INDETERMINISMUS IN DER MODERNEN PHYSIK
注記 初版:学術書房 1994年刊
注記 索引あり
著者紹介 【エルンスト・カッシーラー】(1874-1945).ドイツの哲学者.旧ドイツ領ブレスラウ(現ポーランド領ヴロツワフ)に生まれる.ヘルマン・コーエンの下でカント哲学を学び,マールブルク学派の一人に数えあげられるが,近代認識論史の大著である『近代の哲学と科学における認識問題』(1-3巻,1906-20,4巻,1950〔邦訳『認識問題』全4巻・5冊〕)や『実体概念と関数概念』(1910)で独自の立場を確立.ベルリン大学私講師をへて1919年新設ハンブルク大学教授に着任.さらに『シンボル形式の哲学』(1923-29)で言語・神話・宗教・芸術などを包括する文化哲学の体系をつくりあげた.1933年,ナチスの支配と同時に亡命を余儀なくされ,オクスフォードからスウェーデンをへて,1941年以後アメリカで活躍する.1945年4月,ニューヨークで歿.著書は他に『自由と形式』(1916)『カントの生涯と学説』(1918)『ルネサンス哲学における個と宇宙』(1927)『啓蒙主義の哲学』(1932)『現代物理学における決定論と非決定論』(1936,本書)『人間』(1945)『国家と神話』(1946)などがあり,その多くが邦訳されている.『ライプニッツ哲学著作集』(1904-5)『カント著作集』(1912-22)の編纂でも知られる.(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 1994年に同訳者により学術書房から刊行された旧訳書を、原書初版に基づき本文・解説とも大幅に書き改め、英訳版の序文も加えた、改訳新版。量子力学的世界の哲学的基礎付けを試み、科学と哲学を架橋した画期的著作。
要旨 量子力学の本当の困難は、それが根底的な“非決定論”を導入したということ、それが私たちに“因果概念”の放棄を要求しているということ、そのことにあるのではない―この問題提起から始まり、ナチス・ドイツを逃れ亡命先のスウェーデンで1936年に執筆された本書は、『実体概念と関数概念』に始まり『シンボル形式の哲学』に結実し『国家の神話』に終わる、カッシーラーの生涯の哲学的問題意識のすべての要素の結接点に位置するものである。1994年に同訳者により学術書房から刊行された旧訳書を、原書初版に基づき本文・解説とも大幅に書き改め、英訳版の序文も加えた、改訳新版。量子力学的世界の哲学的基礎付けを試み、科学と哲学を架橋した画期的著作である。
目次 第1部 歴史的・予備的考察;第2部 古典物理学の因果原理;第3部 因果性と確率;第4部 量子論の因果問題;第5部 因果性と連続性;最終的考察と倫理学的結論
ISBN(13)、ISBN 978-4-622-08736-6   4-622-08736-7
書誌番号 1113656482

所蔵

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 4階自然科学 421.3 一般書 貸出中 - 2064201126 iLisvirtual
山内 公開 Map 421 一般書 利用可 - 2067588684 iLisvirtual