なぜ私たちは価値のないものに、高い値段を付けるのか? --
ラジ・パテル /著, 福井昌子 /訳   -- 作品社 -- 2019.2 -- 20cm -- 253p

資料詳細

タイトル 値段と価値
副書名 なぜ私たちは価値のないものに、高い値段を付けるのか?
著者名等 ラジ・パテル /著, 福井昌子 /訳  
出版 作品社 2019.2
大きさ等 20cm 253p
分類 331.84
件名 価値論(経済学) , 価格
注記 原タイトル:The Value of Nothing
注記 文献あり
著者紹介 【ラジ・パテル】米国在住のエコノミスト、ジャーナリスト。現在は、テキサス大学教授、そして南アフリカのロードス大学の上級研究員を務め、先進国と途上国の垣根を超えて国際的な研究・実践活動を進め、世界的に注目されている。1972年、ロンドン生まれ。父親はケニア出身、母親はフィジー出身。英オックスフォード大学、ロンドン・スクール・オブ・エコノミックス(LSE)を卒業後、米コーネル大学で博士号を取得。世界貿易機関(WTO)、世界銀行に、エコノミストとして勤務した。その一方で、アクティビストとしても活躍し、世界的に報道された1999年のWTO閣僚会議(米シアトル)での数万人による抗議行動を組織した、オルガナイザーの1人である。2016年には、「料理のアカデミー賞」と呼ばれる米国料理界の最大の賞である「ジェームズ・ビアード賞」における「リーダーシップ賞」を受賞した。この賞は、食のあり方における持続可能性や社会的公正を推し進めることに、世界的なリーダーシップを発揮した人物に与えられるものである。既訳書として、『肥満と飢餓―世界フード・ビジネスの不幸のシステム』(佐久間智子訳、作品社、2010)がある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 私たちが支払う“価格”は正当なのか?現在の経済システムでは“値段”と“価値”は比例せず、まったく異なる基準で決定されているという事実を構造的に明らかにし、そうした経済と社会のあり方を問い直す。
要旨 マクドナルドの「ビッグ・マック」は、日本では390円、スイスは728円、エジプトは195円で販売されているが、じつは環境保全や社会的コストを加えて試算すると、原価だけでも2万円を超える。逆に、高級化粧品の直接原価は1%以下と言われる。つまり2万円の香水でも200円以下となる。本書は、現在の経済システムでは“値段”と“価値”は比例せず、まったく異なる基準で決定されているという事実を構造的に明らかにし、そうした経済と社会のあり方を問い直した書である。「ニューヨーク・タイムズ」紙のベストセラーリストに入り、世界的な反響を呼び16カ国で翻訳出版されている。
目次 第1部 なぜ“値段”と“価値”のギャップが起こるのか?―「お金で買えない価値がある。買えるものはマスターカードで」(“値段”とは?“価値”とは?;ホモ・サイエンスとホモ・エコノミクス;「企業」を精神科医が診断すると;「ダイヤモンドと水の逆説」の再考;政府の役割;「コモンズ」を考える);第2部 21世紀の世界にとって“値段”と“価値”とは何か?―“無料=フリー”と“自由=フリー”の攻防(権利を持つための権利;「民主主義」の値段と価値;「地球環境」の値段と価値;「アントン症候群」は克服できるか?)
ISBN(13)、ISBN 978-4-86182-636-8   4-86182-636-5
書誌番号 1113661221

所蔵

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 4階社会科学 Map 331.8 一般書 利用可 - 2066154095 iLisvirtual
港南 公開 Map 331 一般書 利用可 - 2064275669 iLisvirtual