物語・メディア・再生産 --
鈴木康史 /編著   -- せりか書房 -- 2019.2 -- 21cm -- 289p

資料詳細

タイトル 冒険と探検の近代日本
副書名 物語・メディア・再生産
著者名等 鈴木康史 /編著  
出版 せりか書房 2019.2
大きさ等 21cm 289p
分類 290.91
件名 探検-歴史 , 探検家-日本
注記 年表あり
著者紹介 1967年生。奈良女子大学人文科学系准教授。身体文化学、大衆文化論、明治のスポーツ~身体文化研究。共著:『オリンピック・スタディーズ』(せりか書房、2004)。論文:「押川春浪の『武侠六部作』の構造と読者共同体―『冒険世界』に参加する読者たちと媒介者としての春浪―」(『奈良女子大学文学部研究教育年報9』2012)等。かつてはオリエンテーリング競技で山を走り回っていた。北欧の森で途方に暮れて引退。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:明治日本への「冒険」の導入 志村真幸著. 一八九三年の「探検熱」と壮士たちの「殖民熱」 鈴木康史著. 学術探検と大陸浪人 鈴木康史著. 『少年世界』が媒介する「冒険・探検」 武田悠希著. 遺族にとっての「冒険」と「物語」 熊谷昭宏著. もうひとつの冒険・探検 高嶋航著. 堀江謙一インタビュー「太平洋ひとりぼっち」とは何だったのか 堀江謙一〔ほか〕述. 『サイクル野郎』に見る一九七〇年代の自転車日本一周の意味と価値 坂元正樹著. 「川口浩探検シリーズ」と「真正性」の変容 高井昌吏著. 「人跡未踏の地」なき時代の冒険 大野哲也著
内容紹介 明治から現代までの150年間に行われた彼らの様々な実践記録とそこから生まれたテクストを分析し、近代日本(及び中国)における「冒険・探検」が社会に及ぼした影響の意味を多様な視点から解明した論集。堀江謙一氏のインタビューを掲載。
要旨 たえず辺境を、未知を、外部をめざす冒険者・探検者たちの破天荒な経験は、物語られ、消費され、メディアを通して再生産されるなかで、はじめて我々の社会的経験となる。本書は、明治から現代までの一五〇年間に行われた彼らの様々な実践記録とそこから生まれたテクストを分析し、近代日本(及び中国)における“冒険・探検”が社会に及ぼした影響の意味を多様な視点から解明した画期的な論集である。一九六二年のヨットによる世界初単独太平洋横断など数々の冒険を成し遂げた堀江謙一氏のインタビューを掲載。
目次 第1部 近代化する日本と中国の冒険と探検(明治日本への「冒険」の導入;一八九三年の「探検熱」と壮士たちの「殖民熱」―福島安正・郡司成忠と明治二〇年代の冒険・探検;学術探検と大陸浪人―白瀬矗の南極探検と明治三〇~四〇年代の冒険・探検;『少年世界』が媒介する「冒険・探検」―冒険小説作家、江見水蔭・押川春浪の形成と拠点;遺族にとっての「冒険」と「物語」―春日俊吉の山岳遭難記と小説における鎮魂・癒し ほか);第2部 現代日本社会における冒険と探検(堀江謙一インタビュー「太平洋ひとりぼっち」とは何だったのか―共鳴しあう冒険と日本社会;『サイクル野郎』に見る一九七〇年代の自転車日本一周の意味と価値;「川口浩探検シリーズ」と「真正性」の変容―テレビ時代のスペクタクルな冒険・探検;「人跡未踏の地」なき時代の冒険)
ISBN(13)、ISBN 978-4-7967-0379-6   4-7967-0379-9
書誌番号 1113663828
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113663828

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