尾留川方孝 /著   -- ぺりかん社 -- 2019.1 -- 22cm -- 586p

資料詳細

タイトル 古代日本の穢れ・死者・儀礼
著者名等 尾留川方孝 /著  
出版 ぺりかん社 2019.1
大きさ等 22cm 586p
分類 210.3
件名 日本-歴史-古代 , 他界観念 , 日本-風俗・習慣-歴史-古代
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 1975年、兵庫県洲本市生まれ。中央大学大学院文学研究科哲学専攻博士課程修了。博士(哲学)。現在、中央大学文学部兼任講師。専攻―日本思想史(古代)。論文―「神身離脱の様相と動機――神祇信仰と仏教儀礼のせめぎあい」(中央大学人文科学研究所『人文研紀要』82号)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:死者観念に関する先行研究とその限界. 神祇祭祀との関連からみる穢れ規定. 年中行事の成立と神祇祭祀の地位の変化. 由来を異にする儀式間の交渉と年中行事. 日本の神祇祭祀と唐の祭祀との差異. 穢れ規定成立時の「人死」の内容とその由来. 吉礼と凶礼の択一関係と穢れ規定. 摂関期の天皇の喪葬とその対立軸の変化. 穢れの相対性. 朝廷の穢れと神社の穢れ. 二つの穢れの融合. 埋葬後の天皇を対象とする儀礼にみる死者観念. 埋葬後の官人への儀礼からみる死者の形態と場所. 輪廻観念の解体と因果の及ぶ限界. 滅罪の一時的滞在地としての地獄. 冥界の空間構造と死者の身体性. 「異相往生」は浄土にたどりつけたか. 『往生要集』は遺体を尊重する儀礼の理論的根拠となりうるか. 『栄花物語』に描かれる浄土信仰とその基底. 二十五三昧会における遺体尊重と死者観念. 死者の扱いおよび存在の形態と空間
内容紹介 奈良・平安時代における朝廷と貴族社会では、死者/死体をどのように理解していたのか。古代日本における死者観念の成立と変遷を様々な文献と事例から詳細に跡付けた独創的な研究成果をまとめる。
要旨 奈良・平安時代における朝廷と貴族社会では、死者/死体をどのように理解していたのか―穢れと神祇祭祀、朝廷儀礼の成立と神祇祭祀の統合、儒教的喪葬儀礼との峻別、穢れ観念と礼の競合、儒教的儀礼での埋葬後の死者の扱い、仏教説話にみる死体と霊魂の結びつき、浄土教における死体尊重と念仏の働き…古代日本における死者観念の成立と変遷を様々な文献と事例から詳細に跡づけた独創的な研究成果をまとめる。
目次 序章 死者観念に関する先行研究とその限界;第1章 穢れが問題とされる状況とその変容―神祇祭祀から朝廷儀礼へのひろがり;第2章 喪葬儀礼と死の穢れ;第3章 穢れのひろがりと収束;第4章 埋葬後の儀礼からみる律令期の死者観念―死者の形態と場所;第5章 仏教説話にみる律令期のもう一つの死の理解;第6章 浄土教における遺体の意義と死者の存在する空間;終章 死者の扱いおよび存在の形態と空間
ISBN(13)、ISBN 978-4-8315-1526-1   4-8315-1526-4
書誌番号 1113664213
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113664213

所蔵

所蔵は 2 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 5階人文科学 Map 210.3 一般書 利用可 - 2064494263 iLisvirtual
都筑 公開 Map 210.3 一般書 利用可 - 2064494271 iLisvirtual