周作人の一九二〇年代 --
小川利康 /著   -- 平凡社 -- 2019.2 -- 20cm -- 398p

資料詳細

タイトル 叛徒と隠士
副書名 周作人の一九二〇年代
著者名等 小川利康 /著  
出版 平凡社 2019.2
大きさ等 20cm 398p
分類 920.278
個人件名 周 作人
注記 文献あり 年譜あり 索引あり
著者紹介 1963年、東京都生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、早稲田大学商学学術院教授。専攻、中国近現代文学。主な著作に、『周作人致松枝茂夫手札』(共編、広西師範大学出版社、2013年)などがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 兄・魯迅らとともに新文学運動を先導した周作人が、やがてその動きと分岐していく思想的変遷を、エリス、白樺派、トルストイ、厨川白村などの影響を精緻に腑分けして描く。
要旨 ハヴロック・エリス、トルストイ、バクーニン、武者小路実篤、有島武郎、厨川白村…一九二〇年代日本、西洋の多様な思想を摂取し、五・四運動以降の中国的現在と苦闘し挫折するなかで、周作人は二匹の鬼を身の内に住まわせる。
目次 序論 内なる「叛徒」と「隠士」の葛藤(最期の言葉―「二匹の鬼」という自己認識;二匹の鬼―わが内なるダイモーン ほか);第1章 日本文化との邂逅―周作人における「東京」と「江戸」(留学前史;「江戸」、「東京」との邂逅―「日本文化体験」 ほか);第2章 人道主義文学の提唱とその破綻(「その不可なるを知るもこれをなす」―新しき村への共鳴と挫折;「人間の文学」における人道主義の構造 ほか);第3章 失われた「バラ色の夢」―『自分の畑』における文学観の転換(頽廃派への共感―厨川白村「近代の悲哀」の影響;『自分の畑』における文学観の転換―個人主義の文学へ ほか);第4章 「生活の芸術」と循環史論―エリスの影響(暗い時代の「予感」―『語絲』創刊以前;「生活の芸術」とエリス―『語絲』創刊以降 ほか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-582-48223-2   4-582-48223-6
書誌番号 1113666170

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