学知・翻訳・蔵書 --
甚野尚志 /編, 河野貴美子 /編, 陣野英則 /編   -- 勉誠出版 -- 2019.2 -- 22cm -- 415p

資料詳細

タイトル 近代人文学はいかに形成されたか
副書名 学知・翻訳・蔵書
著者名等 甚野尚志 /編, 河野貴美子 /編, 陣野英則 /編  
出版 勉誠出版 2019.2
大きさ等 22cm 415p
分類 002
件名 人文科学-歴史-近代
著者紹介 【甚野尚志】1958年生まれ。早稲田大学文学学術院教授。専門は中世ヨーロッパ史。著書に『中世ヨーロッパの社会観』(講談社学術文庫、2007年)、『十二世紀ルネサンスの精神―ソールズベリのジョンの思想構造』(知泉書館、2009年)、『福島県立図書館所蔵 朝河貫一資料目録』(改訂版、共編、福島県立図書館、2019年)などがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:「国文」から「国史」へ 廣木尚著. 明治期の「文学」研究とアカデミズム 陣野英則著. 日本の近代歴史学を世界に開く 甚野尚志著. 近代における天正遣欧使節の再発見 伊川健二著. 日本の古典としての漢籍 渡邉義浩著. 近現代中国における碑刻調査 飯山知保著. 戦後現代の文・史・哲と人文学の世界 新川登亀男著. 創造する翻訳 上原麻有子著. 規範としての英文学 冬木ひろみ著. 日本文学の越境と交流 常田槙子著. 帝王切開と人肉食 橋本一径著. 文明・市場・データ パトリック・シュウェマー著. 早稲田大学の蔵書形成と知の体系 雪嶋宏一著. 日本の東洋学における太平洋史研究の構築に向けて 牧野元紀著. 中国の近代大学図書館の形成と知の体系 河野貴美子著. 英国四大図書館の蔵書形成と知の体系 小山騰著. 米国における日本語蔵書の可能性 和田敦彦著
要旨 人文学という創造の系譜。これまで近代日本の学知の形成については、ヨーロッパに起源のかたちをもとめるもの、ないしは、東アジア固有の伝統を強調するもの、これら二項対立的な視角が前提とされてきた。しかし、人文学の形成過程に改めて目を向けた時、起源論に収まることのない、新たな知の創造の瞬間を垣間見ることができる。学知編成の系譜、他者との邂逅と翻案・翻訳、蔵書形成と知の体系化という三本の柱から、創造の営為としての人文学のあり方を定位する。
目次 第1部 「学知」編制の系譜(「国文」から「国史」へ;明治期の「文学」研究とアカデミズム―国文学を中心に;日本の近代歴史学を世界に開く―朝河貫一の「比較封建制論」の意義 ほか);第2部 越境する言葉と概念―他者との邂逅(創造する翻訳―近代日本哲学の成長をたどって;規範としての英文学―シェイクスピアの翻訳をめぐって;日本文学の越境と交流―Anthologie Japonaise『詩歌撰集』をめぐって ほか);第3部 蔵書形成と知の体系(早稲田大学の蔵書形成と知の体系―ルートヴィヒ・リースの旧蔵書を中心に;日本の東洋学における太平洋史研究の構築に向けて―東洋文庫所蔵史料の可能性;中国の近代大学図書館の形成と知の体系―燕京大学図書館を例として ほか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-585-20068-0   4-585-20068-1
書誌番号 1113669484
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113669484

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
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