梅田径 /著   -- 勉誠出版 -- 2019.2 -- 22cm -- 416,16p

資料詳細

タイトル 六条藤家歌学書の生成と伝流
著者名等 梅田径 /著  
出版 勉誠出版 2019.2
大きさ等 22cm 416,16p
分類 911.101
件名 和歌-歌論・歌話-歴史
個人件名 藤原 清輔
注記 索引あり
著者紹介 1984年生。早稲田大学非常勤講師。早稲田大学日本古典籍研究所招聘研究員。専門は中世和歌・歌学・近世索引。主要論文に「中世における『源氏物語』の虚構観」(岡田貴憲・桜井宏徳・須藤圭編『ひらかれる源氏物語』勉誠出版、2017年)、「『今鏡』における源有仁家の描き方―鎖連歌記事とその情報源―」(『古代中世文学論考』第34集、新典社、2017年)、「『和歌初学抄』所名注記の検討―歌枕と修辞技法―」(『中世文学』第62号、2017年)、「『長短抄』と『竹園抄』」(『廣木一人教授退職記念論集 日本詩歌への新視点』風間書房、2017年)等。『古典籍索引叢書 宮内庁書陵部蔵『類標』』(ゆまに書房、2017年)監修。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:はじめに. 通読する歌学書、検索する歌学書. 大東急記念文庫本『奥義抄』上巻の情報構造. 『奥義抄』諸本の書写形態. 『和歌初学抄』の書面遷移. 『和歌初学抄』の構想. 『和歌初学抄』所名注記の検討. 歌学としての誹諧歌. 藤原清輔著述の作者名表記. 『和歌一字抄』の注記をめぐって. 藤原顕方. 『重家集』考. 『今鏡』における源有仁家の描き方. 和歌の師弟関係の成立. 清原宣賢『詞源略注』『詞源要略』から見る顕昭『後撰集注』の逸文. 宮内庁書陵部蔵『類標』をめぐって. おわりに
要旨 藤原顕季を祖とし、平安後期から鎌倉期にかけて、御子左家と並び称された六条藤家。清輔・顕昭ら、稀代の歌学者を擁したその和歌の家の学問は、どのように伝えられ、広がっていったのか。著作の生成、他者による編集、書写者たちの改変…行為の連続体である現存諸本におけるさまざまな現象に着目し、知の生成・流通・受容・再生産の過程で起こる諸現象を動的に捉え、文化史上に位置付ける。
目次 第1部 動態としての諸本論(通読する歌学書、検索する歌学書;大東急記念文庫本『奥義抄』上巻の情報構造―歌学書の割付を中心に ほか);第2部 院政期における歌学の展開(『和歌初学抄』の構想―修辞項目を中心に;『和歌初学抄』所名注記の検討―歌枕と修辞技法 ほか);第3部 院政期の諸文化と歌学(藤原顕方―六条家歌人の一側面;『重家集』考―守覚法親王との関わりを中心に ほか);第4部 古典文化を検索する(清原宣賢『詞源略注』『詞源要略』から見る顕昭『後撰集注』の逸文;宮内庁書陵部蔵『類標』をめぐって―近世における索引の登場とその思想)
ISBN(13)、ISBN 978-4-585-29178-7   4-585-29178-4
書誌番号 1113671748
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113671748

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