横井豊彦 /著   -- 中央経済社 -- 2019.3 -- 22cm -- 253p

資料詳細

タイトル 医療現場の「意図せざる結果」はなぜ生まれるか
著者名等 横井豊彦 /著  
出版 中央経済社 2019.3
大きさ等 22cm 253p
分類 498.021
件名 医療-日本 , 老人性認知症
注記 文献あり
著者紹介 大阪産業大学スポーツ健康学部教授。日本内科学会認定総合内科専門医、日本スポーツ協会認定スポーツドクター。担当科目はスポーツ医学(内科系)、公衆衛生学、労働衛生学。東京生まれ。関西医科大学医学部卒業。大阪大学大学院医学系研究科修了、博士(医学)。神戸大学大学院経営学研究科専門職課程、同博士後期課程修了。博士(経営学)。その後、大阪市立大学商学部・大学院経営学研究科での併任勤務を経て現職。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 認知症患者は、何故増えるのか?高齢者人口の増加を上回るアルツハイマー症患者の増加を「意図せざる結果」として捉え、その過程に着目。「コンティンジェンシー理論」を援用しつつ、医療組織が環境に適応する過程を追う。
要旨 本書の根底には、「認知症患者は、何故増えるのか?」という素朴な疑問がある。一般に「高齢者が増えるのだから、認知症患者が増えるのも当然」と考えられがちであるが、何らかのきっかけで患者が「掘り起こされる」場合や、「意図せざる結果」として増加する場合もある。本書の「意図せざる結果」の概念は、アメリカの社会学者であるロバート・K・マートンが第二次世界大戦前に提唱したものであり、近年ではハーバード大学の精神科医で人類学者でもある、アーサー・クラインマンが、グローバルの医療問題が帰着する論点の一つとして、世界的な医学雑誌“The Lancet”でも取り上げられている。筆者は、認知症患者が増加するプロセスに、「意図せざる結果」を生む流れを想定して調査に及んだ。医療関係者、経営学研究者だけでなく、広く医療に興味を持つ人々に手に取っていただければ幸いである。(「筆者からのメッセージ」より)
目次 第1章 「意図せざる結果」と認知症の診断(本書の視点;認知症が「社会問題」となる背景 ほか);第2章 医療組織と「意図せざる結果」にかかわる研究(コンティンジェンシー理論;医療組織と医師のProfession ほか);第3章 「意図」と「意図せざる結果」の捉え方(高齢者医療政策の「ニュアンス」と認知症診療の「実情」についての予備的知見;認知症患者を減らす「意図」の捉え方 ほか);第4章 地域・診療科の違いによる認知症診療のプロセス(大阪大学医学部の創立理念;愛媛大学医学部の創立理念 ほか);第5章 「意図せざる結果」を通して見える課題(「意図せざる結果」の論理的な生起過程とは;医療実務への提言 ほか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-502-29831-8   4-502-29831-X
書誌番号 1113675693

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