説話文学と歴史史料の間に --
倉本一宏 /編   -- 思文閣出版 -- 2019.2 -- 22cm -- 430,12p

資料詳細

タイトル 説話研究を拓く
副書名 説話文学と歴史史料の間に
著者名等 倉本一宏 /編  
出版 思文閣出版 2019.2
大きさ等 22cm 430,12p
分類 913.37
件名 説話文学-歴史 , 日本-歴史-史料
注記 索引あり
著者紹介 1958年生.東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位修得退学.博士(文学,東京大学).国際日本文化研究センター教授・総合研究大学院大学教授.『日本古代国家成立期の政権構造』(吉川弘文館,1997年).『摂関政治と王朝貴族』(吉川弘文館,2000年),『『御堂関白記』の研究』(思文閣出版,2018年).(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:歴史叙述としての説話 小峯和明著. 文学の側から読んだ公家日記 池上洵一著. 『弘安源氏論義』をめぐる故実と物語 前田雅之著. 京洛の境界線 〓〓著. 高麗文宗が求めた医師 榎本渉著. 「コノ話ハ蓋シ小右記ニ出シナラン」考 倉本一宏著. 古今著聞集と文体 野本東生著. 紅梅殿の壷と編纂 藤本孝一著. 源隆国の才と説話集作者の資質をめぐる検証 荒木浩著. 『宇治拾遺物語』の吉野地震伝承 保立道久著. “和歌説話”覚書 中村康夫著. 足利安王・春王の日光山逃避伝説の生成過程 呉座勇一著. 新しい世界の神話 古橋信孝著. 日本とベトナムの十二支の違い グエン・ヴー・クイン・ニュー著. 丁部領王の説話とベトナムのホアルー祭 ゴ・フォン・ラン著. 『三国遺事』と『日本霊異記』の観音説話について 宋浣範著. ベトナムの『禅苑集英』における夢について グエン・ティ・オワイン著. 占城王妃の叙述をめぐって 佐野愛子著. 称徳天皇と道鏡 蔦尾和宏著. 『長谷寺験記』編纂と下巻三十話の役割 内田澪子著. 『拾遺往生伝』の歴史意識と文学意識 川上知里著. 中世における説話集編者の歴史認識 松薗斉著. 「宝剣説話」を耕す 関幸彦著. 戦国期の説話集『塵塚物語』 五味文彦著. 歴史文学と多重所属者 樋口大祐著 ほか7編
要旨 説話とは何か?まったくの創作でもなく古記録でもない、このつかみどころのない作品たちはなぜ生まれ、いかに編纂され、そして伝えられたのか?日本史学や日本文学、宗教学、文化史学の研究者が一堂に集い、「説話」という文学ジャンルを解明すべく企図された、国際日本文化研究センター共同研究の成果。各分野の研究者たちがそれぞれの研究手法と知見を持ち寄り、説話文学と歴史史料の間を往還しつつ、説話研究に新たな地平を拓く。
目次 第1部 説話と歴史史料(歴史叙述としての説話;文学の側から読んだ公家日記―『明月記』の月 ほか);第2部 説話の生成(「コノ話ハ蓋シ小右記ニ出シナラン」考―『小右記』と説話との間に;古今著聞集と文体―漢字文の混入と諸相 ほか);特集 説話の国際性(日本とベトナムの十二支の違い;丁部領王の説話とベトナムのホアルー祭 ほか);第3部 内在する歴史意識(称徳天皇と道鏡―『古事談』巻一巻頭話考;『長谷寺験記』編纂と下巻三十話の役割 ほか);第4部 説話の変容(日記と説話文学―円融院大井川御幸の場合;武内宿禰伝承の展開―武内宿禰神格化の様相を中心に ほか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-7842-1967-4   4-7842-1967-6
書誌番号 1113677483
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113677483

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