循環的心理力動論と文脈的自己 --
ポール・L・ワクテル /著, 杉原保史 /監訳, 浅田裕子 /訳, 今井たよか /訳   -- 金剛出版 -- 2019.4 -- 22cm -- 333p

資料詳細

タイトル 統合的心理療法と関係精神分析の接点
副書名 循環的心理力動論と文脈的自己
著者名等 ポール・L・ワクテル /著, 杉原保史 /監訳, 浅田裕子 /訳, 今井たよか /訳  
出版 金剛出版 2019.4
大きさ等 22cm 333p
分類 146.815
件名 精神分析 , 人間関係
注記 原タイトル:Cyclical Psychodynamics and the Contextual Self
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 【ポール・L・ワクテル】ニューヨーク市立大学の博士課程プログラム,ならびに,ニューヨーク市立大学大学院センターの特別教授(臨床心理学)。コロンビア大学を卒業後,エール大学で臨床心理学の博士号を取得。その後,ニューヨーク大学で精神分析と心理療法におけるポスト博士課程プログラムを修了した。現在,そのニューヨーク大学で教鞭を取っている。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
要旨 ポール・ワクテル自らが、さまざまなところで発表してきた論文を、加筆修正の上、編集した論文集である。長年にわたって心理療法の統合運動を牽引してきた、現代心理療法を代表する理論家であり、イノベーターであるワクテルは、精神分析、行動療法、システム論的心理療法などの多様な心理療法の理論的基礎を検討する作業を通して、循環的心理力動アプローチという統合的な心理療法を提唱するとともに、多くの著作を通して心理療法とパーソナリティについての独自の考えを発表してきた。本書は、その考えをコンパクトに伝える良書である。2部構成の本書は、第1部では心理療法に関する議論を扱い、第2部では社会問題を扱っている。なかでも第2部に収められている諸論文は、精神分析的な社会批評、すなわち循環的心理力動論による社会問題の分析をテーマとした。
目次 第1部 心理療法、人格力動、間主観性の世界(循環的心理力動論―統合的で関係論的な視点;よいニュース「人生を混乱させるためには共犯者が必要だ」・悪いニュース「共犯者は簡単にリクルートできる」;内的世界と外的世界、両者を結ぶ行動;精神分析と心理療法における愛着―トゥー・パーソン的で循環的心理力動的なアプローチ;表層と深層―精神分析における深層のメタファーの再検討 ほか);第2部 人種、社会階層、貪欲、そして社会的に構成される欲望(精神分析と文化的構成の世界―文脈的自己と日常的な不幸の領域;物質的には豊かでも虚しい人生―現代文化の貪欲の探究;個人的ならびに社会的現象としての貪欲;人種と社会階層の問題―精神分析と心理療法の寄与;人種差別の悪循環―人種と人種関係についての循環的心理力動論の視点)
ISBN(13)、ISBN 978-4-7724-1685-6   4-7724-1685-4
書誌番号 1113678290
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113678290

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 5階人文科学 Map 146.81 一般書 利用可 - 2067393247 iLisvirtual