不条理と反語的精神を追求する知性 --
大石紗都子 /著   -- 晃洋書房 -- 2019.3 -- 22cm -- 270,4p

資料詳細

タイトル 堀辰雄がつなぐ文学の東西
副書名 不条理と反語的精神を追求する知性
著者名等 大石紗都子 /著  
出版 晃洋書房 2019.3
大きさ等 22cm 270,4p
分類 910.268
個人件名 堀 辰雄
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 1985年 横浜市生まれ。2007年 東京大学文学部 卒業。2009年 東京大学大学院人文社会系研究科 修士課程修了。2016年 東京大学大学院人文社会系研究科 博士課程修了、博士(文学)。現在 白百合女子大学・津田塾大学・実践女子大学・青山学院女子短期大学 非常勤講師、東京大学大学院人文社会系研究科研究科研究員。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:『美しい村』に於けるゲーテとプルースト. 『風立ちぬ』を生んだ文体と方法論. 『美しい村』から『風立ちぬ』へ. 『曠野』に於ける達成. 『姨捨』にみる東西文学の融合. 『姨捨』『姨捨記』と更級日記. 保田與重郎『更級日記』と「日記文学」の受容史について. 堀辰雄と古典文学. 堀辰雄『魂を鎮める歌』. 反語的精神の萌芽. 戦時下の批判的精神
内容紹介 堀辰雄は西洋文学の素養を活かしつつも古典文学への関心を深め、死や悲劇を作品の中に描いた。だがその内実は、復古主義や死の美化と一線を画す。当時の文献や蔵書を検証し、戦時下と文学者における倫理の所在を追う。
要旨 堀辰雄は西洋文学の素養を活かしつつも古典文学への関心を深め、死や悲劇を作品の中に描いた。だがその内実は、復古主義や死の美化と一線を画す。当時の文献や蔵書を検証し、戦時下と文学者における倫理の所在を追う。
目次 第1部 堀文学に於ける西洋的知性―“芸術家小説”の追求(『美しい村』に於けるゲーテとプルースト―“芸術家小説”の観点から;『風立ちぬ』を生んだ文体と方法論;『美しい村』から『風立ちぬ』へ―合わせ鏡としての両作品);第2部 堀辰雄の文学―日本古典文学と西洋文学の結節点(『曠野』に於ける達成―“古典回帰”との関連と「不条理」の追求;『姨捨』にみる東西文学の融合―「永遠の女性」について;『姨捨』『姨捨記』と更級日記―保田與重郎との関連;安田興重郎『更級日記』と「日記文学」の受容史について);第3部 「昭和十年代」と“古典回帰”試論―国文学研究と「日本浪曼派」(堀辰雄と古典文学―実存と“他者”による救いの観照;堀辰雄『魂を鎮める歌』―「万葉集」と「伊勢物語」の連関;反語的精神の萌芽―「日本浪曼派」始発期の可能性と亀井勝一郎『生けるユダ(シエストフ論)』;戦時下の批判的精神―“イロニー”と「反語的精神」)
ISBN(13)、ISBN 978-4-7710-3174-6   4-7710-3174-6
書誌番号 1113678837
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113678837

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