トラウマを共有する --
田中雅一 /編, 松嶋健 /編   -- 京都大学学術出版会 -- 2019.4 -- 22cm -- 589p

資料詳細

タイトル トラウマ研究 2
各巻タイトル トラウマを共有する
著者名等 田中雅一 /編, 松嶋健 /編  
出版 京都大学学術出版会 2019.4
大きさ等 22cm 589p
分類 493.743
件名 心的外傷
注記 索引あり
著者紹介 【田中雅一】京都大学人文科学研究所教授、人類学(南アジア)、ジェンダー・セクシュアリティ研究。主要著書に、『供犠世界の変貌 南アジアの歴史人類学』法蔵館、2002年(単著)、『癒しとイヤラシエロスの文化人類学』筑摩書房、2010年(単著)、『ジェンダーで学ぶ文化人類学』2005年、『ミクロ人類学の実践』2006年、『ジェンダーで学ぶ宗教学』2007年、『南アジア社会を学ぶ人のために』2010年(以上、世界思想社、共編)、『文化人類学文献事典』弘文堂、2004年(共編)、『暴力の文化人類学』1998年、『フェティシズム研究』全3巻2009〓2017年(以上、京都大学学術出版会、編著)、『女神 聖と性の人類学』平凡社、1998年(編著)などがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:トラウマを共有する 田中雅一著 松嶋健著. トラウマと歓待 小田博志著. 戦争・紛争体験の語りにおける笑いとユーモア 酒井朋子著. 癒えることのない傷の語りに向き合うこと 三田牧著. 恐怖と屈辱の山渓を越えて…… 青木恵理子著. パレスチナ問題における承認と和解 マヤ・カハノフ著 中屋敷千尋訳. ナショナルな歴史経験とトラウマ 窪田幸子著. 日本占領下の記憶とトラウマ 冨田暁著. トラウマの解体に抗して 岡田浩樹著. 自伝的文学から考える加害トラウマ 北岡一弘著. 民主カンプチア時代の記憶と死者 武田龍樹著. トラウマ・臨床・和解のプロセス 吉田尚史著. 化学兵器をめぐる戦争文化 アナ・カーデン=コイン著 野村亜矢香訳. 家族-国家日本の殖民暴力とトラウマ 中村平著. 原爆・植民地支配・戦後放置 松田素二著. コンバット・ストレスの様相 福浦厚子著. 世代横断的トラウマとショアの記憶 ニコラ・タジャン著. サバイバーの子どもたちとホロコースト 兼清順子著. 二次トラウマと感情労働 田中雅一著
要旨 ユダヤ人ホロコースト、カンボジアの内戦、日本の植民地支配…歴的トラウマは語り伝えられ、次世代へと引き継がれていく。研究者たちはその過程へ飛び込み、語りに耳を傾けた。経験を乗り越えるためのかすかな光に触れた証言者たちの苦闘。全2冊完結。
目次 トラウマを共有する;第1部 語る・聴く(トラウマと歓待―ホロコースト生存者の声を聴くことと当事者性;戦争・紛争体験の語りにおける笑いとユーモア;癒えることのない傷の語りに向き合うこと;恐怖と屈辱の山渓を越えて…―「インドネシアの歴史的トラウマ」と辺境地個人の経験の語り;パレスチナ問題における承認と和解―集合的トラウマをめぐるポリティクス);第2部 伝える・戸惑う(ナショナルな歴史経験とトラウマ―先住民への謝罪と和解;日本占領下の記憶とトラウマ―インドネシア西カリマンタン州における語りと表象;トラウマの解体に抗して―在日コリアンのアイデンティティ再構築と拡散;自伝的文学から考える加害トラウマ―ジョージ・オーウェルの場合;民主カンプチア時代の記憶と死者―カンボジア北西部村落部の事例から;トラウマ・臨床・和解のプロセス―ジェノサイドを経験したカンボジア人を事例に;化学兵器をめぐる戦争文化―一九一五年以降の展開;コラム 「ランペドゥーサの悲劇」後の苦難);第3部 感染る・継承する(家族‐国家日本の殖民暴力とトラウマ―脱殖民化と「他人事でなくなること」;原爆・植民地支配・戦後放置―幾重もの「トラウマ」を生きる在韓被爆者;コンバット・ストレスの様相―シェル・ショックから二次トラウマへ;世代横断的トラウマとショアの記憶;サバイバーの子どもたちとホロコースト―ホロコースト博物館展示ガイドへの聞き取り調査から;二次トラウマと感情労働―アウシュヴィッツのガイドたちの語りをめぐって)
ISBN(13)、ISBN 978-4-8140-0192-7   4-8140-0192-4
書誌番号 1113680359

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