四方田犬彦 /著   -- 河出書房新社 -- 2019.5 -- 20cm -- 369p

資料詳細

タイトル 無明 内田 吐夢
著者名等 四方田犬彦 /著  
出版 河出書房新社 2019.5
大きさ等 20cm 369p
分類 778.21
個人件名 内田 吐夢
注記 作品目録あり
著者紹介 1953年大阪府生まれ。東京大学で宗教学を、同大学院で比較文学を学ぶ。長らく明治学院大学教授として映画学を講じ、コロンビア大学、ボローニャ大学、清華大学(台湾)、中央大学校(ソウル)などで客員教授・客員研究員を歴任。現在は著述に専念。主な著書に『日本映画は信頼できるか』(近代思潮新社)ほか。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 大東亜映画、満州流謫、そして東映時代劇の巨匠の座へ。内田吐夢の映画の深く暗い力はどこから来たのか?日本映画史上最大の巨匠のひとりでありながら正面から論じられてこなかった監督の軌跡と作品、その核心に挑む。
要旨 無明は暗黒である。逃れようとすればするほど、無明は人を追い、人を誤らせる。内田吐夢は功名心と欲望に囚われ、煩悩に自滅する侍たちを描いた。人間の一切を信じず殺人を犯していく元開拓民を描いた。なぜ彼らはかくも無明の虜となり、際限のない愚行の道を歩むのか。内田吐夢を論じるとは、単に戦前戦後の映画発展史を辿ることではない。『大菩薩峠』から『人生劇場』『宮本武蔵』、そして水上勉の推理長編まで、近代の「国民文学」を通して、日本人の心象の歴史を問うことである。
目次 無明1(満洲流謫;映画界への復帰;『大菩薩峠』;泥とエスニシティ;浄瑠璃と歌舞伎;『宮本武蔵』;『飢餓海峡』;晩年の不遇);無明2(トム・コメディ;人生の挫折を描く;『土』と農村回帰;大東亜映画をめざして)
ISBN(13)、ISBN 978-4-309-25630-6   4-309-25630-9
書誌番号 1113691155
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113691155

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