「終わらない戦後」と「幸せな日本人」 -- 講談社選書メチエ --
磯前順一 /著   -- 講談社 -- 2019.8 -- 19cm -- 275p

資料詳細

タイトル 昭和・平成精神史
副書名 「終わらない戦後」と「幸せな日本人」
シリーズ名 講談社選書メチエ
著者名等 磯前順一 /著  
出版 講談社 2019.8
大きさ等 19cm 275p
分類 309.021
件名 社会思想-日本-歴史-1945~
注記 文献あり
著者紹介 1961年、茨城県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。博士(文学)。現在は国際日本文化研究センター教授。専門は宗教学、批判理論。主な著書に『近代日本の宗教言説とその系譜』(岩波書店)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 令和の時代を迎えても加速する一方の「息苦しさ」、「生きづらさ」は、実はこの「終わりなき戦後」の終わらなさにこそ原因があるのではないか。「戦後」という幸福な悪夢の外側に、どうにかして越え出るために、昭和・平成を貫く時代精神の真の姿を映し出す。
要旨 毎年、戦後何年目かを数え、ことあらば戦後初をうたう。私たちは今なお「戦後」という時間のなかを生きている。便利で豊かで、息苦しさが募るばかりの「戦後」はいつ終わるのか。太宰治の絶望、ゴジラに仮託された不安、力道山が体現した矛盾、オウム真理教という破綻と癒えることのない東日本大震災の傷。急激な経済発展の裏側で切り捨てられた人びとの声に耳を傾け、敗戦で抱え込んだ矛盾を直視する時、はじめて「戦後」の外側が見えてくる。「戦後」に訣別するための、二つの時代に捧げる鎮魂歌。
目次 第1章 「戦後」というパンドラの匣―太宰治からの問い;第2章 失われた言葉―東日本大震災と「否認」の共同体;第3章 謎めいた他者―ゴジラと力道山、回帰する亡霊たち;第4章 真理の王―オウム真理教と反復される天皇制;第5章 民主主義の死―シラケ世代と主体性論争、そして戦争のトラウマ;第6章 戦後の「超克」―沢田研二、その空虚な主体の可能性
ISBN(13)、ISBN 978-4-06-516948-3   4-06-516948-8
書誌番号 1113713521
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113713521

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