『文学論』と初期創作の生成 --
服部徹也 /著   -- 新曜社 -- 2019.9 -- 22cm -- 398p

資料詳細

タイトル はじまりの漱石
副書名 『文学論』と初期創作の生成
著者名等 服部徹也 /著  
出版 新曜社 2019.9
大きさ等 22cm 398p
分類 910.268
個人件名 夏目 漱石
注記 索引あり
注記 やまなし文学賞・研究評論部門(2020年28回)
著者紹介 1986年、東京生まれ。2018年3月、慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得退学。博士(文学)。2018年4月より大谷大学任期制助教。専門は日本近代文学、文学理論。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:はじめに. 新帰朝者夏目金之助. 帝大生と「文学論」講義. 「形式論」講義にみる文学理論の構想. シェイクスピア講義と幽霊の可視性をめぐる観劇慣習. 《描写論》の臨界点. 「間隔的幻惑」の論理. 「集合的F」と「識域下の胚胎」. 漱石没後の『文学論』の受容とその裾野. 張我軍訳『文学論』とその時代. 「文学の科学」への欲望. おわりに
内容紹介 難解で知られる漱石『文学論』だが、講義を聴いた学生たちのノートから考察すると、公刊されたものはかなり不完全であることがわかる。そこから『文学論』の実像に迫り、『草枕』などの初期創作との影響関係を探る。『文学論』初めての本格的研究書。
目次 第1部 東京帝国大学文科大学英文学科という環境(新帰朝者夏目金之助―ロンドン留学と前任者小泉八雲の影;帝大生と「文学論」講義―受講ノートと時間割;「形式論」講義にみる文学理論の構想―「自己本位」の原点);第2部 「文学論」講義と初期創作(シェイクスピア講義と幽霊の可視性をめぐる観劇慣習―「マクベスの幽霊に就て」から『倫敦塔』へ;“描写論”の臨界点―視覚性の問題と『草枕』;「間隔的幻惑」の論理―哲理的間隔論と『野分』;「集合的F」と「識域下の胚胎」―『二百十日』への一視点);第3部 『文学論』成立後の諸相(漱石没後の『文学論』の受容とその裾野;張我軍訳『文学論』とその時代―縮刷本・『漱石全集』の異同を視座に;「文学の科学」への欲望―成〓吾の漱石『文学論』受容における“微分”)
ISBN(13)、ISBN 978-4-7885-1643-4   4-7885-1643-8
書誌番号 1113719981
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113719981

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