近代フランスの宗教対立と民衆文化 --
蔵持不三也 /著   -- 言叢社 -- 2019.9 -- 22cm -- 598p

資料詳細

タイトル 奇蹟と痙攣
副書名 近代フランスの宗教対立と民衆文化
著者名等 蔵持不三也 /著  
出版 言叢社 2019.9
大きさ等 22cm 598p
分類 198.2235
件名 カトリック教会-フランス-歴史-18世紀 , ジャンセニスム
個人件名 パリス,フランソワ・ド
注記 欧文タイトル:Miracles et convulsions
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 1946年栃木県今市市(現日光市)生。早稲田大学第1文学部仏文専攻卒業。パリ第4大学(ソルボンヌ大学)修士課程修了(比較文化専攻)。社会科学高等研究院博士課程修了(民族学専攻)。現在、早稲田大学名誉教授。著書:『ワインの民族誌』(筑摩書房)ほか多数。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 1727年、パリの貧困街にある教会で、清貧を貫いた助祭が息を引き取る。以後、その教会墓地でおびただしい奇蹟的快癒が生まれた。その膨大な報告書等を読み解き、フランス近代における「民衆的イマジネール」の動態を描きだす。
要旨 1727年5月1日、パリの貧民街にあるサン=メダール教会で清貧を貫いたジャンセニストの助祭パリスが息を引き取る。だが、それは単なる助祭の死ではなかった。以後、その教会墓地でおびただしい奇蹟的快癒が生まれるようになった。教皇権と王権、さらにイエズス会に抗するジャンセニズムを背景とし、民衆的なメシアニズムを表象する一連の奇蹟の生態系から、やがて「痙攣派」とよばれる多数の信仰集団が登場する―。本書は、パリスの死以後、快癒者みずからが証言・署名した奇蹟体験の膨大な報告書と、奇蹟の真偽や「痙攣派」を巡る攻防の一次史料を詳細に読み解き、フランス近代における「民衆的イマジネール」の動態を描きだした歴史人類学、書き下ろしの大著である。
目次 序章 奇跡と痙攣;第1章 助祭パリスの生涯;第2章 上訴派パリス;第3章 聖職者通信;第4章 奇蹟の系譜―ポール=ロワイヤルから;第5章 奇蹟の語り―墓地閉鎖前;第6章 奇蹟の語り―墓地閉鎖後;第7章 奇蹟の遠近法;第8章 痙攣派もしくは「痙攣の共同体」;終章 歴史の生態系―「声」の来歴
ISBN(13)、ISBN 978-4-86209-074-4   4-86209-074-5
書誌番号 1113721990

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