平田篤胤と松浦静山 --
今井秀和 /著   -- 白澤社 -- 2019.10 -- 19cm -- 237p

資料詳細

タイトル 異世界と転生の江戸
副書名 平田篤胤と松浦静山
著者名等 今井秀和 /著  
出版 白澤社 2019.10
大きさ等 19cm 237p
分類 388.1
件名 怪異 , 世界観
個人件名 平田 篤胤
著者紹介 1979年、東京都生まれ。大東文化大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。専攻は日本近世文学、民俗学、比較文化論。国際日本文化研究センター機関研究員などを経て、大東文化大学非常勤講師、蓮花寺佛教研究所研究員。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:「仙境」とは何か. 『仙境異聞』と和漢の文献知識. 『仙境異聞』と仏教. 『勝五郎再生記聞』と日本人の転生観. 流転する語りと聞き取り. 「口寄せ」と勝五郎の前世語り. 「幽冥の談」を言う者. 松浦静山の怪異観. 松浦静山と平田篤胤. 異世界と転生の江戸
内容紹介 江戸後期の文政年間、天狗にさらわれて異世界を見てきたという少年、自分は他人の生まれ変わりだという少年があいついで現れた。江戸後期の知識人たちが少年たちの語る異世界に何を期待したのかを明らかにする。複雑な怪異観を解きほぐす気鋭の論考。
要旨 江戸後期の文政年間、天狗にさらわれて異世界を見てきたという少年や、自分は他人の生まれ変わりだという少年があいついで現れ、江戸の知識人たちの注目を浴びた。本書は、在野研究者・平田篤胤と隠居大名・松浦静山、その二人をとりまく江戸知識人のネットワークに着目し、彼らの怪異への関心の文脈を明らかにした。妖怪が娯楽として楽しまれると同時に、天狗や河童が跳梁し狐や狸が人を化かすと信じられてもいた時代、複雑な怪異観に迫る。
目次 第1章 「仙境」とは何か―江戸の「異世界」調査録;第2章 『仙境異聞』と和漢の文献知識―寅吉の語りを構成するもの;第3章 『仙境異聞』と仏教―寅吉の出家を軸に;第4章 『勝五郎再生記聞』と日本人の転生観;第5章 流転する語りと聞き取り―『勝五郎再生記聞』における「聞き書き」;第6章 「口寄せ」と勝五郎の前世語り―憑依と転生の分水嶺;第7章 「幽冥の談」を言う者―松浦静山の“怪異”への態度;第8章 松浦静山の怪異観;第9章 松浦静山と平田篤胤―その差異と接点;終章 異世界と転生の江戸
ISBN(13)、ISBN 978-4-7684-7977-3   4-7684-7977-4
書誌番号 1113732140

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 1 件です。

所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
公開 388 一般書 予約準備中 - 2065623105 iLisvirtual