『悪の花』における女と彫刻と自意識 --
小倉康寛 /〔著〕   -- みすず書房 -- 2019.11 -- 22cm -- 497,24p

資料詳細

タイトル ボードレールの自己演出
副書名 『悪の花』における女と彫刻と自意識
著者名等 小倉康寛 /〔著〕  
出版 みすず書房 2019.11
大きさ等 22cm 497,24p
分類 951.6
件名 悪の華
個人件名 ボードレール,シャルル
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 1982年、千葉県生まれ。市川市と千葉市を往復して育つ。19世紀フランス文学(詩学)、フランス美術史(彫刻)を専門にする。2006年、青山学院大学卒業。2009年から2014年までパリ第8大学へ留学。日本学術振興会特別研究員(DC)、日本学生支援機構専門調査員を経て、2017年、一橋大学にて博士号(学術)を取得。現在、同学特別研究員。論文に「1855年、万国博覧会の中国展」や「ボードレールにおけるヴィンケルマン主義の受容」などがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
要旨 青年は愛する女を彫刻化することによって詩人になった―『悪の花』各版の詩篇と異同を徹底的に読み込んで、そこから「近代人の成長の物語」を演出した詩人像を析出する、画期的な新研究。
目次 第1部 自己演出と芸術(『悪の花』の演出―五つの論点;ボードレールの演出―新プラトン主義と「ダンディ」;女のモチーフの演出―化粧と彫刻);第2部 彫刻と想像力(近代人と彫刻―ヴィンケルマンとその批判的受容者たち;十九世紀中葉の彫刻の「低迷」とボードレール;ボードレールの彫刻批判;彫刻と創造力);第3部 『悪の花』読解(初期作品(一八四三年頃)―自伝的な語り手;「冥府」(一八五一年)―青年たちの代弁者;『フランス評論』発表詩群(一八五七年)―部分と全体;『悪の花』初版(一八七五年)―青年が詩人になる物語;『悪の花』第二版(一八六一年)の「パリ情景」―遊歩者)
ISBN(13)、ISBN 978-4-622-08858-5   4-622-08858-4
書誌番号 1113737947

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