目取真俊の描く支配と暴力 --
尾西康充 /著   -- 大月書店 -- 2019.11 -- 20cm -- 311p

資料詳細

タイトル 沖縄 記憶と告発の文学
副書名 目取真俊の描く支配と暴力
著者名等 尾西康充 /著  
出版 大月書店 2019.11
大きさ等 20cm 311p
分類 910.29
件名 琉球文学-歴史-1945~
注記 文献あり
著者紹介 1967年兵庫県神戸市生まれ。三重大学人文学部教授(日本近代文学)。広島大学大学院教育学研究科博士課程後期修了。博士(学術)号取得。主な著書に『北村透谷論――近代ナショナリズムの潮流の中で』(明治書院)ほか。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:《知る》ことと《語る》ことの倫理. 戦争の犠牲者をめぐる表象のポリティクス. 戦争の記憶をめぐる《共同体の語り》と《個人の語り》の葛藤. ウチナーグチとヤマトゥグチをまたぐ. 地域社会における支配と言葉. 魂込め. 眼の奥の森. 「強靭な意志をもって人間の悪を裁きに」没後五〇年フリッツ・バウアー. 群蝶の木. 虹の鳥. 霜多正次「虜囚の哭」. 霜多正次「沖縄島」. 大城立裕「棒兵隊」と大城貞俊「K共同墓地死亡者名簿」. 又吉栄喜「ギンネム屋敷」. 真藤順丈「宝島」
内容紹介 基地反対闘争の最前線に身を置き続ける芥川賞作家・目取真俊は、小説の中では沖縄の地域共同体に内在する権力・差別・暴力を鋭く描きだしてきた。その作品群と向き合いながら「本土」と沖縄の関係を問い直そうとする批評集。
要旨 本土の欺瞞を撃ち、沖縄の内なる暴力を告発する、目取真俊の文学に応答する批評集。
目次 1(“知る”ことと“語る”ことの倫理―目取真俊の文学を考えるために;「風音」―死と性をめぐる記憶の葛藤;「水滴」―地域社会における支配と言葉;「魂込め」―地域における集権主義と“嘘物言い”;「眼の奥の森」―集団に内在する暴力と“赦し”;「群蝶の木」―暴力の共犯者と家父長的権威;「虹の鳥」―“依存”と“隷属”の社会);2(霜多正次「虜囚の哭」―強制された共同体;霜多正次「沖縄島」―戦後沖縄社会の群像;大城立裕「棒兵隊」と大城貞俊「K共同墓地死亡者名簿」―沖縄戦を書き継ぐこと;又吉栄喜「ギンネム屋敷」―沖縄戦をめぐる民族とジェンダー;真藤順丈「宝島」―「生成流転する沖縄の叙事詩」)
ISBN(13)、ISBN 978-4-272-61239-0   4-272-61239-5
書誌番号 1113739309

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