カントに学ぶ善への勇気 -- シリーズ〈哲学への扉〉 --
秋元康隆 /〔著〕   -- 月曜社 -- 2020.1 -- 18cm -- 295p

資料詳細

タイトル 意志の倫理学
副書名 カントに学ぶ善への勇気
シリーズ名 シリーズ〈哲学への扉〉
著者名等 秋元康隆 /〔著〕  
出版 月曜社 2020.1
大きさ等 18cm 295p
分類 134.2
件名 倫理学
個人件名 カント,イマヌエル
注記 文献あり
著者紹介 1978年生まれ。日本大学の哲学科に入学。同学大学院において修士課程修了後、トリア大学教授であり、カント協会会長であるBernd Dorflinger教授のもとで博士論文を執筆。博士号取得後も講師として同学に残り、カント倫理学のゼミナールを担当し、現在に至る。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 意志することに、才能、運、結果といった偶発的要素は必要ない。倫理的善への道は万人に開かれている。カントやその批判者たちから学び、そこから我々が生きる上での糧が得られることを示す。利己性を排除した純粋な意志のうちに善性を見出すことを論じる。
要旨 カントは、道徳的善の姿、ならびに、それを探求する筋道について明らかにした。本書では、カントやその批判者たちから学びつつ、そこから我々が生きる上での糧が得られることを示す。検証を通じて本書が明るみに出そうとするのは、利己性を排除した純粋な意志のうちに善性を見出す「意志の倫理学」である。意志することに、才能、運、結果といった偶発的要素は必要ない。己の信念を行動に移す勇気と決意さえあれば、確実に道徳的善をなすことができるのだ。
目次 第1部 カントの言葉を頼りに考えてみる(「よい」とは何か―「善い」と「良い」と「よい」;倫理的善とは―善意志である ほか);第2部 伝統的なカント倫理学批判(定言命法は黄金律か―私の好みが他人の好みと同じであるわけがない;道徳的善をなしている「つもり」ではない保証はどこにあるのか(一)―自分の動機の質を確かめることができるのか ほか);第3部 カント倫理学への批判的考察(格率の重層性―可変的な現実に適用可能な不変的な格率など存在するのであろうか;カントの掲げる三つの最上の格率―定言命法そのものである ほか);第4部 他の倫理学説との関係(ミルの古典的功利主義;アリストテレスの倫理学説 ほか);第5部 カントの啓蒙思想と教育論(啓蒙とは何か―自らの頭で考えよ;啓蒙に必要なものは知識ではない―考えること自体は誰にでもできるはずである ほか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-86503-093-8   4-86503-093-X
書誌番号 1113754633
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113754633

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