世界のハルキの読み方 --
石田仁志 /編著, アントナン・ベシュレール /編著   -- 青弓社 -- 2020.1 -- 21cm -- 324p

資料詳細

タイトル 文化表象としての村上春樹
副書名 世界のハルキの読み方
著者名等 石田仁志 /編著, アントナン・ベシュレール /編著  
出版 青弓社 2020.1
大きさ等 21cm 324p
分類 910.268
個人件名 村上 春樹(1949-)
著者紹介 【石田仁志】東洋大学文学部教授。専攻は日本近現代文学。共編著に『戦間期東アジアの日本語文学』(勉誠出版)、論文に「村上春樹『1Q84』における〈家族〉表象」(「文学論藻」第91号)、「ノスタルジーの表象――横光利一『旅愁』」(「国際文化コミュニケーション研究」第1号)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:「影」の不変的な重要性 スティーブン・ドッド著 大村梓訳. 翻訳に内包される異国性 大村梓著. 村上春樹における図書館 朝比奈美知子著. 村上春樹、旅に出る. その2 アンヌ・バヤール=坂井著. 夢はどこへ向かうのか? 石田仁志著. グローバル時代のトラベルライティング ジェラルド・プルー著. 教材としての『鏡』 早川香世著. 村上春樹文学に漂う「死」のにおい 范淑文著. 震災の内側と外部をつなぐもの 杉淵洋一著. 村上春樹の森 ブリジット・ルフェーブル著. 古川日出男による村上春樹リミックス 杉江扶美子著. 『神の子どもたちはみな踊る』再読 石川隆男著. サバイバーズ・ギルトとパラレルワールド 野中潤著. 村上春樹は、なぜ映画脚本家にならなかったか 助川幸逸郎著. 〈見果てぬ〉『ノルウェイの森』 中村三春著. 短篇という時間性 アーロン・ジェロー著. 本のなかのスクリーン ジョルジョ・アミトラーノ著. 「やみくろ」はどのように表象されるのか 米村みゆき著. 村上春樹と「小説家のコミットメント」 アントナン・ベシュレール著. 一九七九年の村上春樹 横路明夫著. 村上春樹は台湾でどのように受け入れられたのか 横路啓子著. 情報・宗教・歴史のif 木村政樹著
内容紹介 世界的な人気作家であり、作品はもちろん発言や行動も注目される村上春樹。村上作品は、世界でどのように受容され、どう読まれているのか。初期作品から最新作までを読み込み、村上春樹という文化をめぐる表象の多様性に迫る国際シンポジウムの成果。
要旨 フランスやイギリス、イタリア、アメリカ、台湾、日本の研究者が、それぞれの社会的・文化的な背景をもとに、主要な村上作品の新たな読み方やアダプテーションの諸相を照らし出す。「ムラカミハルキ」という文化表象に多角的に迫る国際シンポジウムの成果。
目次 第1部 翻訳・比較文学から見る村上春樹(「影」の不変的な重要性―永井荷風『すみだ川』から村上春樹の『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』まで;翻訳に内包される異国性―村上春樹『中国行きのスロウ・ボート』;村上春樹における図書館―異界、自己形成、手仕事としての創作;村上春樹、旅に出る(その2)夢はどこへ向かうのか?―村上春樹とイスマイル・カダレ);第2部 村上春樹における表象―現実・社会・物語(グローバル時代のトラベルライティング―村上春樹の紀行文;教材としての『鏡』―語ることによる再生;村上春樹文学に漂う「死」のにおい―夏目漱石文学の継承;震災の内側と外部をつなぐもの―「白樺」派から村上春樹へ;村上春樹の森;古川日出男による村上春樹リミックス;『神の子どもたちはみな踊る』再読―「あなたは誰?」意識の転換;サバイバーズ・ギルトとパラレルワールド―国語教科書と村上春樹);第3部 映像との親和性と乖離(村上春樹は、なぜ映画脚本家にならなかったか;“見果てぬ”『ノルウェイの森』;短篇という時間性―村上春樹と映画;本のなかのスクリーン―村上春樹作品における映画に関する言及の考察;「やみくろ」はどのように表象されるのか―『神の子どもたちはみな踊る』におけるフィルム・アダプテーション);第4部 文化コミュニケーションのなかの村上春樹(村上春樹と「小説家のコミットメント」;一九七九年の村上春樹;村上春樹は台湾でどのように受け入れられたのか;情報・宗教・歴史のif―村上春樹『1Q84 BOOK3』論)
ISBN(13)、ISBN 978-4-7872-9251-3   4-7872-9251-X
書誌番号 1113756136

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中央 書庫 910.2/6582 一般書 利用可 - 2066450964 iLisvirtual