その思想と生涯 --
黒川みどり /著, 山田智 /著   -- 有志舎 -- 2020.2 -- 20cm -- 372p

資料詳細

タイトル 評伝竹内好
副書名 その思想と生涯
著者名等 黒川みどり /著, 山田智 /著  
出版 有志舎 2020.2
大きさ等 20cm 372p
分類 910.268
個人件名 竹内 好
注記 文献あり 年譜あり
著者紹介 【黒川みどり】早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。博士(文学)。現在、静岡大学教員。主要著書『近代部落史』(平凡社新書、2011年)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
要旨 竹内好―それは戦後思想に独自の地歩を占める存在である。中国文学者である彼は、中国が絶対的他者であることへの自覚を失うことなく、日本人として中国を愛し続けた。他者であることを痛切なまでに自覚するがゆえに、日本が中国に恥じるところのないものであるかという懐疑から一生離れることはなかった。そして、同調を強いる日本社会、その社会の頂点にあって個の自立を阻む機能を有する天皇制を見すえながら、戦後日本の差別や隷従を強いる力と闘うためには「我は我だという主体の論理」を立ち上げなければならないとして論陣を張り続けていった。その思想の全体像と彼の生き方は、21世紀の今こそ再注目されなければならないだろう。
目次 第1章 生い立ちから戦争体験へ(一九一〇~一九四五年)(生い立ちから大阪高校卒業まで;「中国」との出会い;戦中の中国と向きあう ほか);第2章 「戦後」からの出発(一九四五~一九六〇年)(「インテリ」と民衆;翻訳の時代;「個人の独立」と「国民的連帯」);第3章 「市民的自由」と「民族」(一九六〇~一九七七年)(方法としてのアジア―丸山眞男との交流のなかで;「不服従の遺産」/日本近代のとらえなおし;『中国』から個人訳『魯迅文集』へ)
ISBN(13)、ISBN 978-4-908672-36-1   4-908672-36-9
書誌番号 1113756462
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113756462

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 5階人文科学 Map 910.26/タ 一般書 利用可 - 2065903574 iLisvirtual