経説絵巻・六道絵・九相図 --
山本聡美 /著   -- 吉川弘文館 -- 2020.2 -- 22cm -- 461,15p 図版16p

資料詳細

タイトル 中世仏教絵画の図像誌
副書名 経説絵巻・六道絵・九相図
著者名等 山本聡美 /著  
出版 吉川弘文館 2020.2
大きさ等 22cm 461,15p 図版16p
分類 721.1
件名 仏画-日本-歴史-中世 , 図像学
注記 欧文タイトル:A Genealogy of Imagery in Medieval Buddhist Paintings
注記 索引あり
著者紹介 1970年、宮崎県に生まれる。2002年、早稲田大学大学院文学研究科芸術学(美術史)専攻博士後期課程単位取得満期退学。2007年、博士(文学)。大分県立芸術文化短期大学専任講師、金城学院大学准教授、共立女子大学准教授、共立女子大学教授を経て、現在、早稲田大学文学学術院教授。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:日本中世の絵画と経説. 「地獄草紙」「餓鬼草紙」. 病草紙. 辟邪絵. 伴大納言絵巻. 粉河寺縁起絵巻. 後白河上皇と常磐光長. 放屁合戦絵巻. 「六道絵」の淵源. 「六道絵」の構成. 「六道絵」の構図. 「六道絵」の伝来. 「六道絵」の異本. 「六道絵」の終焉. 九相図の源流. 九相図の生成. 九相図の変容
内容紹介 日本美術史は、仏教との関係を看過して語りえない。因果応報観に基づく絵巻、六道輪廻と救済を説く六道絵、朽ちてゆく死体を描く九相図など、中世日本における闇の表象を取り上げ、各々の図像成立と受容の歴史に迫る。
要旨 日本美術史は、仏教との関係を看過して語りえない。漢訳仏典を淵源とする図像が絵巻や掛幅に広く用いられ、時に、世俗の文学や伝承とも結びついて多義的な意味と霊性を獲得した。因果応報観に基づく絵巻、六道輪廻と救済を説く六道絵、朽ちてゆく死体を描く九相図など、中世日本における闇の表象を取り上げ、各々の図像成立と受容の歴史に迫る。
目次 序 日本中世の絵画と経説;1 経説絵巻論(「地獄草紙」「餓鬼草紙」―経説絵巻の手法;「病草紙」―経説から説話へ;「辟邪絵」―経説の痕跡;「伴大納言絵巻」―破戒の図像;「粉河寺縁起絵巻」―救済の図像);2 宝蔵絵論(後白河上皇と常盤;光長―宝蔵絵誕生と絵師伝説;「放屁合戦絵巻」―中世後期の宝蔵絵再生);3 六道絵論(「六道絵」の淵源―鳥羽安楽寿院の炎魔天堂;「六道絵」の構成―聖衆来迎寺本「閻魔王庁幅」の位置;「六道絵」の構図―聖衆来迎寺本「地獄四幅」に見る階層構造;「六道絵」の伝来―聖衆来迎寺本の修復と移動;「六道絵」の異本―フリーア美術館本の図像と様式;「六道絵」の終焉―出光美術館本と中世末期南都の信仰);4 九相図論(九相図の源流―経説から文学へ;九相図の生成―不浄と無常の図像;九相図の変容―転生する身体)
ISBN(13)、ISBN 978-4-642-01663-6   4-642-01663-5
書誌番号 1113761864
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113761864

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