髙岸輝 /著   -- 吉川弘文館 -- 2020.3 -- 22cm -- 394,16p 図版16p

資料詳細

タイトル 中世やまと絵史論
著者名等 髙岸輝 /著  
出版 吉川弘文館 2020.3
大きさ等 22cm 394,16p 図版16p
分類 721.2
件名 大和絵-歴史-中世
注記 欧文タイトル:Reflections on Medieval Yamato‐e
注記 索引あり
著者紹介 1971年、米国イリノイ州生まれ。2000年、東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了、博士(美術)。現在、東京大学大学院人文社会系研究科准教授。主な著書に『室町王権と絵画―初期土佐研究―』(京都大学学術出版会、2004年)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:中世の造形と視覚. 中世における絵巻の収集享受と権力. 絵巻マニアの絵巻評. 「病草紙」の構図. メトロポリタン本「北野天神縁起絵巻」の図像と様式. 「後三年合戦絵巻」にみる院政期絵巻の復活. 「遊行上人縁起絵巻」諸本の様式と年代. やまと絵の再生と革新. 「天稚彦草紙絵巻」と室町土佐派絵巻の展開. 足利義教と美術. 『看聞日記』にみる唐絵の鑑定と評価. 十五世紀絵画のパースペクティブ. 「槻峯寺建立修行縁起絵巻」と修験のランドスケープ. ハーバード本「源氏物語画帖」の空間構成. 「地蔵堂草紙絵巻」の心理表現. 土佐光信のコミュニケーション. 「清水寺縁起絵巻」の空間と国土. 室町・戦国時代の西湖憧憬. 土佐国綱兄弟筆「涅槃図」と土佐派の分流. 「酒飯論絵巻」のなかの中世. 「日蓮聖人註画讃」の転写系統とスペンサー本の位置. 「道成寺縁起」の成立圏. やまと絵屏風の変容
内容紹介 やまと絵は中世の400年間において、あらゆる絵画の基盤であった。絵巻・肖像画・仏画・障屏画など多ジャンルの作例を分析し、視覚による世界把握のありようを探るとともに、絵師や流派による表現様式の展開を追う。
要旨 やまと絵は中世の四百年間において、あらゆる絵画の基盤であった。絵巻・肖像画・仏画・障屏画など多ジャンルの作例を分析し、視覚による世界把握のありようを探るとともに、絵師や流派による表現様式の展開を追う。権力者による注文、鑑賞、コレクションの実態にも目を向けることで、社会を映し出す鏡としての役割を鮮やかに解き明かした注目の書。
目次 中世の造形と視覚;第1部 中世絵巻論―制作と享受(中世における絵巻の収集享受と権力;絵巻マニアの絵巻評 ほか);第2部 初期土佐派論―公武権力と和漢の絵画(やまと絵の再生と革新―室町時代土佐派の成立と展開;「天稚彦草紙絵巻」と室町土佐派絵巻の展開 ほか);第3部 土佐光信論―空間と心理(十五世紀絵画のパースペクティブ―土佐光信のリアリズム;「槻峯寺建立修行縁起絵巻」と修験のランドスケープ ほか);第4部 戦国時代やまと絵論―都鄙の風景(「清水寺縁起絵巻」の空間と国土;室町・戦国時代の西湖憧憬―旅する眼に映った日本の「西湖」 ほか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-642-01664-3   4-642-01664-3
書誌番号 1113764320
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113764320

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