正気を失ってしまったのは誰か --
田林洋一 /著   -- 水声社 -- 2020.2 -- 20cm -- 336p

資料詳細

タイトル 『ドン・キホーテ』に潜む狂気
副書名 正気を失ってしまったのは誰か
著者名等 田林洋一 /著  
出版 水声社 2020.2
大きさ等 20cm 336p
分類 960.28
件名 ドン・キホーテ
個人件名 セルバンテス・サアベドラ,ミゲル・デ
注記 文献あり
著者紹介 1975年、埼玉県大宮市(現さいたま市)に生まれる。上智大学外国語学部イスパニア語学科卒業。上智大学大学院外国語学研究科言語学専攻博士前期課程修了。言語学修士。清泉女子大学大学院人文科学研究科人文学専攻博士後期課程修了。博士(人文学)。現在、東北大学高度教養教育・学生支援機構准教授。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 主従一行のみならず、脇役にいたるまで漏れなく正気とも狂気とも定かでない登場人物たちの行動の分析、狂気の萌芽となる理想と現実の鋭い対立をはらんだセルバンテスの苦難の生涯を解説。狂的『ドン・キホーテ』体験への導きの書。
要旨 登場人物全員狂人説!?主従一行のみならず、脇役にいたるまで漏れなく正気とも狂気とも定かでない登場人物たちの行動の分析、狂気の萌芽となる理想と現実の鋭い対立をはらんだセルバンテスの苦難の生涯の解説、さらには『贋作ドン・キホーテ』や様々な世界文学との比較を通じ、作品の内外にひしめく狂気を総覧する、狂的『ドン・キホーテ』体験への導きの書。
目次 第1部 『ドン・キホーテ』内部の狂気―狂いまくる人々(主人公ドン・キホーテ―「狂気」の真骨頂;従者サンチョ・パンサ―現実主義と理想主義に翻弄される狂気;ドン・キホーテ主従以外の人々;登場人物全員を襲った狂気を考察する―そもそも狂気とは何か);第2部 『ドン・キホーテ』外部の狂気―作者・スペイン・歴史・他の文学とのかかわり(『ドン・キホーテ』とセルバンテスの生き様;『ドン・キホーテ』と当時の没落したスペイン;『ドン・キホーテ』とルネサンス/反ルネサンス;『ドン・キホーテ』と騎士道物語及び挿入話の関連;『ドン・キホーテ』とその他の文学の魔術的相克)
ISBN(13)、ISBN 978-4-8010-0470-2   4-8010-0470-9
書誌番号 1113764358

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