十九世紀における色彩秩序の再編成 -- 視覚文化叢書 --
馬場靖人 /著   -- 青弓社 -- 2020.2 -- 22cm -- 316p

資料詳細

タイトル 〈色盲〉と近代
副書名 十九世紀における色彩秩序の再編成
シリーズ名 視覚文化叢書
著者名等 馬場靖人 /著  
出版 青弓社 2020.2
大きさ等 22cm 316p
分類 496.45
件名 色覚異常-歴史
注記 欧文タイトル:LE DALTONISME ET LA MODERNITE
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 早稲田大学総合人文科学研究センター招聘研究員、博士(文学)。専攻は科学思想史、メディア論、視覚文化論。論文に「「経験的=超越論的二重体」としての色盲者――J・シュティリングのカント主義的生理学と仮性同色表」(「表象・メディア研究」第9号)、「いかにして色盲を「治療」するか? ――「補正練習法」について」(「社会学年誌」第57号)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:視覚玩具としての石原表. ジョン・ドルトンの「青」. ゲーテの「青」. シャルル・メリヨンの〈青〉. 色盲の「名」をめぐる論争. ショーペンハウアーにおけるカント哲学の生理学化. ヘルムホルツ対ヘリング. ラーゲルルンダ列車事故の衝撃. カント主義の哲学者としてのシュティリング. 石原忍体制の成立. いかにして色盲を「治療」するか. 石原表のゲシュタルト崩壊. 色盲者の言葉を取り戻すために
要旨 “色盲”はいつから「病」や「異常」や「障害」になったのか、どのようにして「排除」や「治療」や「規律」の対象になったのか―。十八世紀末から十九世紀末までのヨーロッパと二十世紀前半の日本の知の古層に分け入り、近代的な“色盲”概念の系譜をたどる。
目次 視覚玩具としての石原表―色盲の両義性;第1部 「青」の時代―色盲の前近代(ジョン・ドルトンの「青」―色盲者の言語の発明;ゲーテの「青」―色盲者の色世界の可視化;シャルル・メリヨンの“青”―色盲者の記憶の寓意);第2部 十九世紀における色彩秩序の再編成―知覚と言語の弁証法(色盲の「名」をめぐる論争―DaltonismeとColour Blindness;ショーペンハウアーにおけるカント哲学の生理学化―「経験的=超越論的二重体」としての色盲者の誕生;ヘルムホルツ対ヘリング―生理学的な「原色」の探究;ラーゲルルンダ列車事故の衝撃―ホルムグレンの方法をめぐって;カント主義の哲学者としてのシュティリング―知覚と言語の対立から仮性同色表へ);第3部 石原表と「近代」のほころび(石原忍体制の成立―戦時科学と色盲;いかにして色盲を「治療」するか―「補正練習法」と規律の技法;石原表のゲシュタルト崩壊―石原体制の内破);色盲者の言葉を取り戻すために
ISBN(13)、ISBN 978-4-7872-7429-8   4-7872-7429-5
書誌番号 1113765800
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113765800

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