現象学的試論 -- 新装版 --
L・ビンスワンガー /著, 山本巌夫 /訳, 宇野昌人 /訳, 森山公夫 /訳   -- みすず書房 -- 2020.2 -- 19cm -- 172p

資料詳細

タイトル うつ病と躁病
副書名 現象学的試論
版情報 新装版
著者名等 L・ビンスワンガー /著, 山本巌夫 /訳, 宇野昌人 /訳, 森山公夫 /訳  
出版 みすず書房 2020.2
大きさ等 19cm 172p
分類 493.764
件名 うつ病 , 双極性障害
注記 原タイトル:MELANCHOLIE UND MANIE
注記 文献あり
著者紹介 【L・ビンスワンガー】1881年スイス、クロイツリンゲンに生れる。家は代々高名な内科医や精神科医を送り出している名家。コンスタンツのギムナジウムを経て、1904年以後ローザンヌ、ハイデルベルク、チューリヒの各大学で医学を学ぶ。学生時代思想的にはカント、ナートルプ、リッケルト、精神医学に関してはボンヘッファー、E・ブロイラー、ユング、フロイトの影響を受ける。1911-56年私立精神病院の院長。フッサールの現象学、ハイデガーの現存在分析論に立脚した人間学を研究。1966年没。主な著書に『精神分裂病』I・ⅠⅠ(みすず書房、1960-61)などがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
要旨 本書は『精神分裂病』から3年後に発表され、前著がハイデッガーの理論を基礎においた現存在分析の方法で、分裂病者の世界を分析しているのに対し、フッサールの先験的現象学にさかのぼって現象学的方法で、うつ病と躁病者の世界を把握しようとする試みである。それは「精神医学的“実存形式”の“人間学的構造”の性格づけのみでは不十分であって、その世界の特性を、その構成に基づいて研究すること」であった。1920年代以後のフッサールの現象学が、精神医学に対してもつ意義を明確に示している。
目次 うつ病(うつ病の過去視;うつ病の未来視;うつ病の苦悩、うつ病の不安、うつ病の自殺衝動);躁病(代表象と相互主観性に関するフッサールの学説;共同世界の構造のなかで、躁病者において機能を停止した諸契機の現象学的分析―代表象の障害にもとづいて;躁病における、代表象の一貫性と思考の一貫性の機能停止);躁病とうつ病(躁うつの背反性;フッサールの純粋自我論の、躁‐うつ背反性の本質了解に対して持つ意義);躁病、うつ病、精神分裂病の経験様式
ISBN(13)、ISBN 978-4-622-08905-6   4-622-08905-X
書誌番号 1113767289
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113767289

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