高木彰彦 /編   -- 九州大学出版会 -- 2020.3 -- 21cm -- 329,7p

資料詳細

タイトル 日本における地政学の受容と展開
著者名等 高木彰彦 /編  
出版 九州大学出版会 2020.3
大きさ等 21cm 329,7p
分類 312.9
件名 地政学
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 1954年、岐阜県多治見市生まれ。名古屋大学文学部史学科地理学専攻卒業後、大学院に進み、期間満了退学。現在、九州大学大学院人文科学研究院教授。博士(学術)。専門は人文地理学、政治地理学。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 「悪の論理」か、学問か…。欧米における研究動向をふまえつつ、地政学の起源から日本での受容、戦時中の地政学ブーム、戦後の反省と地政学批判、80年代以降の展開等、地政学の変遷を、当時の国家体制、経済・社会情勢と関連付けて考察する。
要旨 地政学は国家と領土に関する分野として20世紀初頭にスウェーデンで成立し、1920年代にドイツから日本に導入された。日本では戦時体制下で時局迎合的な運動として展開し、敗戦後は侵略戦争を支えた悪しきイデオロギーとしてタブー視されたため、これまであまり研究が進められてこなかった。本書は、欧米における研究動向をふまえつつ、地政学の起源から日本での受容、戦時中の地政学ブーム、戦後の反省と地政学批判、1980年代以降の新たな展開等、地政学の変遷を、当時の国家体制、経済・社会情勢と関連づけて考察する。
目次 序章;第1章 地政学の成立と展開(地政学の成立とその背景;戦間期ドイツにおける地政学の展開;英米系地政学の特徴);第2章 日本における地政学の受容(一九二〇年代の地理学における地政学の受容;政治学・法学における地政学の受容;その後の地政学の展開と地政学批判);第3章 戦時期における地政学の展開(地政学興隆の背景;戦時下日本における国土計画と地政学;日本地政学協会と機関誌『地政学』―地理教師による下からの地政学運動;「ジャーナリズムの寵児」となった地政学);第4章 戦後における地政学の停滞と地政学批判(敗戦直後の「反省」と地政学批判;日本政治地理学会の設立と政治地理学(地政学)の一時的復活;高度経済成長期における地政学批判;地政学批判の本格的開始;地政学ブームの到来と地政学批判);第5章 地政学の新たな展開と日本の例外主義(英米における地政学の復活;欧米における批判地政学の展開;欧米地政学の最近の展開と日本における例外主義);終章
ISBN(13)、ISBN 978-4-7985-0280-9   4-7985-0280-4
書誌番号 1113768882
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113768882

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公開 312.9 一般書 予約準備中 - 2066030841 iLisvirtual