ローベルト・ヴァルザー論 --
新本史斉 /著   -- 鳥影社 -- 2020.3 -- 20cm -- 397p

資料詳細

タイトル 微笑む言葉、舞い落ちる散文
副書名 ローベルト・ヴァルザー論
著者名等 新本史斉 /著  
出版 鳥影社 2020.3
大きさ等 20cm 397p
分類 940.28
個人件名 ヴァルザー,ローベルト
注記 文献あり
著者紹介 1964年広島県生まれ。専門はドイツ語圏近・現代文学。翻訳論。現在、津田塾大学教授。訳書:『ローベルト・ヴァルザー作品集』1巻、4巻、5巻 (鳥影社、2010年、2012年、2015年)、イルマ・ラクーザ他編『ヨーロッパは書く』(鳥影社、2008年、共訳)、ペーター・ウッツ『別の言葉で言えば』(鳥影社、2011年)、イルマ・ラクーザ『もっと、海を』(鳥影社、2018年)他。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:「散歩文」の原風景. 「母の言葉」と「王子言語」のあいだから生まれる虚構言語. 「母の言葉」の喪失を埋めてゆく散文. 「大ベルリン」vs「小ヴァルザー」. 「はじめて書きつけた慣れない手つきの文字」に出会うための散歩. 「ミクログラム」のもたらす幸福. 『白雪姫』全訳. 「イメージ」、「意味」、「物語」の/に抗する、レトリックを翻訳する. 絵で描く存在を文字で描く存在を翻訳する
要旨 なぜ、ヴァルザーはかくも重要なのか?20年以上にわたるヴァルザー読解を通じて、今、この問いに答える。多くの作家たちに愛されつづけたヴァルザーの文学的闘いの足取りを多様な方法で浮かびあがらせる。
目次 第1部 『ローベルト・ヴァルザー作品集』を読み解く(「散歩文」の原風景―散文小品『グライフェン湖』を読む;「母の言葉」と「王子言語」のあいだから生まれる虚構言語―初期小劇『白雪姫』を読む;「母の言葉」の喪失を埋めてゆく散文―ベルリン時代の長編小説『タンナー兄弟姉妹』をその前史から読む;「大ベルリン」vs「小ヴァルザー」―ベルリン時代、ビール時代の散文における差異化の運動を読む;「はじめて書きつけた慣れない手つきの文字」に出会うための散歩―ビール時代の中編作品『散歩』を読む;「ミクログラム」のもたらす幸福―ベルン時代の長編小説『盗賊』を読む);第2部 翻訳からヴァルザーの原作を読み直す(『白雪姫』全訳;「イメージ」、「意味」、「物語」の/に抗する、レトリックを翻訳する―『白雪姫』の英・仏・日本語翻訳比較分析;絵で描く存在を文字で描く存在を翻訳する―ベルン時代の散文小品『ヴァトー』を読む)
ISBN(13)、ISBN 978-4-86265-799-2   4-86265-799-0
書誌番号 1113773835
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113773835

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 書庫 940.2/245 一般書 利用可 - 2066154486 iLisvirtual