日露戦後文学の〈うち〉なる他者像 --
堀井一摩 /著   -- 新曜社 -- 2020.3 -- 20cm -- 406p

資料詳細

タイトル 国民国家と不気味なもの
副書名 日露戦後文学の〈うち〉なる他者像
著者名等 堀井一摩 /著  
出版 新曜社 2020.3
大きさ等 20cm 406p
分類 910.261
件名 日本文学-歴史-明治時代 , 日本文学-歴史-大正時代 , 日露戦争(1904~1905)-文学上 , 文学と社会 , 戦争と社会
注記 索引あり
注記 サントリー学芸賞・芸術・文学部門(2021年43回)
著者紹介 1977年、新潟県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。現在、東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻助教。津田塾大学、法政大学非常勤講師。専門は、日本近代文学、批評理論。共著書に、『1Q84 スタディーズ BOOK2』(若草書房、2010年)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:序章. 国民の分身像. 日露戦争と不気味なもの. 〈銃後〉の戦争表象. 性差別に祟る亡霊. 近代国家と殉死. メランコリーを生成する「心臓」. 検閲のドラマ、ドラマの検閲. 社会主義という「伝染病」. 「逆徒」の遡及的形成. 神話の「抹殺」、歴史の「怪物」. 動物のアナキズム. 終章
内容紹介 男たちを獣に変える女、寸断された兵士の死体、国家を蝕む伝染病…。フロイトの論を手がかりに、日露戦前・戦後の文学空間に取り憑く「不気味なもの」をたどりつつ、国民化の抑圧と民衆の抵抗の力学を鮮やかに剔抉する。国民国家論更新の試み。
要旨 男たちを獣に変える女、寸断された兵士の死体、国家を蝕む伝染病―フロイトの論を手がかりに、日露戦前・戦後の文学空間に取り憑く「不気味なもの」をたどりつつ、国民化の抑圧と民衆の抵抗の力学を鮮やかに剔抉する。国民国家論更新の試み。
目次 第1部 日露戦争と不気味なもの(国民の分身像―泉鏡花「高野聖」における不気味なもの;日露戦争と不気味なもの―櫻井忠温『肉弾』;“銃後”の戦争表象―夏目漱石「趣味の遺伝」;性差別に祟る亡霊―泉鏡花「沼夫人」;近代国家と殉死―乃木希典の「忠君」と武士道;メランコリーを生成する「心臓」―夏目漱石『心』における殉死の問題;検閲のドラマ、ドラマの検閲―芥川龍之介「将軍」における「秩序紊乱」と「風俗壊乱」);第2部 “大逆”事件と不気味なもの(社会主義という「伝染病」―山県有朋「社会破壊主義論」と大逆事件;「逆徒」の遡及的形成―大逆事件と平出修;神話の「抹殺」、歴史の「怪物」―『基督抹殺論』と「かのやうに」における近代史学;動物のアナキズム―大杉栄の「生の哲学」と芥川龍之介「羅生門」)
ISBN(13)、ISBN 978-4-7885-1678-6   4-7885-1678-0
書誌番号 1113774834
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113774834

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