イノベーションの罠と深化の構造分析 --
大村敬一 /著   -- 日経BP日本経済新聞出版本部 -- 2020.6 -- 22cm -- 442p

資料詳細

タイトル 金融不安定化原理
副書名 イノベーションの罠と深化の構造分析
著者名等 大村敬一 /著  
出版 日経BP日本経済新聞出版本部 2020.6
大きさ等 22cm 442p
分類 338.1
件名 金融市場
注記 索引あり
著者紹介 早稲田大学名誉教授。1949年横浜市に生まれる。慶應義塾大学商学部卒業(1972)。同大学経済学研究科博士課程単位満了(1981)、法政大学経済学部教授、早稲田大学商学部教授、内閣府官房審議官、早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授などを歴任。著書『株式市場のマイクロストラクチャー』(共著、日本経済新聞社、1998:日経経済図書文化賞受賞)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
要旨 本書は、金融システムがはらむ不安定性とモラルハザードを歴史・理論・実態を踏まえて解明する包括的分析の書です。第1部は、金融システムの問題を金融ビジネスの視点から考えるうえで必要な基礎を独自に整理します。そこでは、金融イノベーションを軸に金融機能の歩みを解説。不安定を生み出すメカニズムに迫り、インセンティブ問題についても論じます。第2部は、日本の金融ビジネスとシステムにおける問題、特に、モラルハザード行動を分析します。ベイルアウト(公的資金による救済)、ベイルイン債、毎月分配型投信、新株予約権スキームなどの歪んだ設計を解明します。第3部は、これまでの中央集権型の金融システムから分散型に変革される契機となる仮想通貨あるいは暗号資産、スタートアップファイナンスが提起する問題を展望します。金融現代史とともに歩み、政策、市場、商品を熟知した著者ならではの包括的金融論です。
目次 プロローグ 「金融ビジネスから金融システムを見る」;第1部 金融イノベーション/ビジネスと金融システム―問題構図の整理(金融イノベーションと金融危機;金融ビジネスの発展―金融機能の歴史的展開;金融機能;インセンティブ上の問題―モラルハザードと逆選択;格付成立の経緯とモラルハザード問題―中立性からの逸脱);第2部 わが国の金融ビジネスと金融システム―問題事例の分析(銀行破綻の処理と救済―ベイルアウトに仕組まれたモラルハザード;ベイルアウトからベイルインへ―見せかけのベイルイン;銀行ブランドを使った安易な模索―毎月分配型投信のカラクリと預金類似性の呪縛;過剰債務整理のための短命商品とその後の新株予約権スキーム―PIPEs);第3部 新たな金融イノベーションの波と金融ビジネスの行方―ファンダメンタルズ情報のないファイナンス(暗号資産とファイナンス―ICOの評価と問題;ファンダメンタルズ情報のない段階でのファイナンス―スタートアップファイナンスの拡大);エピローグ 金融深化
ISBN(13)、ISBN 978-4-532-13503-4   4-532-13503-6
書誌番号 1113792200
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113792200

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