二十世紀の深部をとらえる文学 --
エリザベス・ボウエン研究会 /編   -- 彩流社 -- 2020.7 -- 22cm -- 323,15p

資料詳細

タイトル エリザベス・ボウエン
副書名 二十世紀の深部をとらえる文学
著者名等 エリザベス・ボウエン研究会 /編  
出版 彩流社 2020.7
大きさ等 22cm 323,15p
分類 930.28
個人件名 ボーエン,エリザベス・ドロシア・コール
注記 表紙のタイトル:ELIZABETH BOWEN
注記 索引あり
内容 内容:ボウエンの文学的評価の変遷と現状 太田良子著. ボウエンにとっての場所とアイデンティティ 木村正俊著. アングロ・アイリッシュとしてのボウエンの源流 米山優子著. 「熱気」から「残骸」へ 小室龍之介著. ボウエンと乱舞する怪奇幻想の世界 立野晴子著. ボウエン文学の土壌としての少女領域 伊藤節著. 〈もの〉は語る 杉本久美子著. 語られない過去をめぐって 渡部佐代子著. 『日ざかり』における饒舌と寡黙 窪田憲子著. 虚構という孤独の言葉 丹治美那子著. 〈どこにもない場所〉を生きる 垣口由香著. 時空間を飛翔する想像力 奥山礼子著. 〈私〉が〈彼女〉になる時 川嵜真智著. 戦争のエピファニー 太田良子著. ロンドン空襲下のさまよえる孤独な魂 甘濃夏実著. ハーディを通して読むボウエン 木梨由利著. ボウエンのT・S・エリオットとの邂逅 松本真治著. ボウエンが見た若い娘たち 田中慶子著
要旨 20世紀英国文壇の重鎮、エリザベス・ボウエン(1899~1973)。二度の世界大戦を経験した20世紀にボウエンが見た荒廃と絶望は、今も終わりが見えない―イギリス伝統の風習喜劇に実存主義的視点を持ち込み、ゴーストに人間の心理の深奥をさぐらせるゴシック性。ボウエン文学の稀有な魅力に迫り、その全容の研究成果を問う。
目次 ボウエンの文学的評価の変遷と現状―ボウエンという遠雷;ボウエンにとっての場所とアイデンティティ―文学的ヴィジョンの核心;アングロ・アイリッシュとしてのボウエンの源流―『七たびの冬』にみる自我の形成;「熱気」から「残骸」へ―ボウエンの『日ざかり』とイシグロの『日の名残り』に見る冷戦構造;ボウエンと乱舞する怪奇幻想の世界―そのゴシック小説の水脈を探る;ボウエン文学の土壌としての少女領域―『エヴァ・トラウト―移りゆく風景』を中心にして;“もの”は語る―人・家・自然が生み出す詩的でない言葉;語られない過去をめぐって―『心の死』におけるゆがんだ世界、ゆがめられた心;『日ざかり』における饒舌と寡黙―アンチロマンス・アイデンティティ・戦争;虚構という孤独の言葉―『エヴァ・トラウト』における語りえない言葉を求めて;〈どこにもない場所〉を生きる―「あの薔薇を見てよ」における場所の狂い、ファンタジー、そして無;時空間を飛翔する想像力―「幸せな秋の野原」を読み解く;〈私〉が〈彼女〉になる時―「第三者の影」、「林檎の木」、「幻のコー」論;戦争のエピファニー―「ラヴ・ストーリー 一九三九」、「幻のコー」を中心に;ロンドン空襲下のさまよえる孤独な魂―ボウエンとグレアム・グリーンの短編を比較して;ハーディを通して読むボウエン―隠れた共通点を探って;ボウエンのT.S.エリオットとの邂逅―私人、作家、書評家として;ボウエンが見た若い娘たち―「現代娘であること」を読む
ISBN(13)、ISBN 978-4-7791-2650-5   4-7791-2650-9
書誌番号 1113793722

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