障害から見つめる「生きにくさ」 --
荒井裕樹 /著   -- 青土社 -- 2020.8 -- 19cm -- 229p

資料詳細

タイトル 車椅子の横に立つ人
副書名 障害から見つめる「生きにくさ」
著者名等 荒井裕樹 /著  
出版 青土社 2020.8
大きさ等 19cm 229p
分類 369.27
件名 身体障害者 , 社会的差別-日本
著者紹介 1980年東京都生まれ。二松学舎大学文学部准教授。専門は障害者文化論、日本近現代文学。東京大学大学院人文社会系研究科修了。博士(文学)。著書に『隔離の文学――ハンセン病療養所の自己表現』(書肆アルス)などがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:車椅子の横に立つ人. 生と死の「情念的語り」. 「わかりやすさ」への苛立ち. 生命と尊厳のために怒れるか. 「殺意」の底を見据えること. 憲法の断層. 「がんばる健気な障害者」はどこから来たのか?. 「一階六号室」の修羅場. 情念の残り火. 名もなき言葉の断片たち. アートへの〈希待〉. 「自己表現障害者」たち. 生き延びるための「障害」. 「存在しないもの」にされた人の言葉
内容紹介 なぜ車椅子の横に立つ人を、介助者と決め付けてしまうのか。既存の言葉からはみ出た日々をすくい取らない想像力は、生きにくさをうむ。自らの生きにくさを形にした人びとをめぐって、社会を問い返す。
要旨 なぜ車椅子の横に立つ人を、介助者と決めつけてしまうのか。既存の言葉からはみ出た日々をすくい取らない想像力は、生きにくさを生む。言葉が見つからないこと、言葉がまだないことこそ掘り起こさなくては、その正体はつかめない。消毒された詩原稿、病室で思いを受け止めたスケッチブック、路上にくりだした障害者―。自らの生きにくさを形にした人びとをめぐって、社会を問い返す。
目次 1 言葉にできない生きにくさの前で(車椅子の横に立つ人;生と死の「情念的語り」;「わかりやすさ」への苛立ち);2 自覚なき悪意に息をうばわれる前に(生命と尊厳のために怒れるか;「殺意」の底を見据えること;憲法の断層―実存に響く言葉を求めて);3 都合のいい言葉を押し付けられる前に(「がんばる健気な障害者」はどこから来たのか?―日本文学の中の障害者たち;「一階六号室」の修羅場―『さようならCP』が映したもの);4 生きのびるための表現(情念の残り火―「心病む人」のアートを「観る/観せる」こと;名もなき言葉の断片たち―「“こと”としての文学」を読むために;アートへの“希待”―「丘の上病院」という試み;「自己表現障害者」たち;生き延びるための「障害」―「できないこと」を許さない社会;「存在しないもの」にされた人の言葉)
ISBN(13)、ISBN 978-4-7917-7290-2   4-7917-7290-3
書誌番号 1113800083

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 4階社会科学 Map 369.27 一般書 利用可 - 2066544144 iLisvirtual
港北 公開 Map 369.2 一般書 利用可 - 2066618628 iLisvirtual