愉しや、嵐の海に -- 書物誕生:あたらしい古典入門 --
小池澄夫 /著, 瀬口昌久 /著   -- 岩波書店 -- 2020.8 -- 20cm -- 283p

資料詳細

タイトル ルクレティウス『事物の本性について』
副書名 愉しや、嵐の海に
シリーズ名 書物誕生:あたらしい古典入門
著者名等 小池澄夫 /著, 瀬口昌久 /著  
出版 岩波書店 2020.8
大きさ等 20cm 283p
分類 992.1
件名 事物の本性について
個人件名 ルクレティウス,タイタス・ケアラス
注記 背のタイトル:事物の本性について
注記 文献あり
著者紹介 【小池澄夫】1949-2011年.長野県生まれ.1979年,京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学.元滋賀大学教授.西洋古代哲学史専攻.主要著書『イデアへの途』(京都大学学術出版会)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 2000年以上前に誕生しながら、近代科学を先取りするような内容を持つラテン語の壮麗な長篇詩。森羅万象を原子と空虚から合理的に説明し、不毛な宗教的呪縛から人々を解放した。時代を超えて、人々にインスピレーションを与えてきた書を読み解く。
要旨 無からは何も生まれず、何ものも無にはかえらない―全てのものは原子と空虚とから出来ている。ウェルギリウスやオウィディウスらローマ詩人への影響。理性による原因の解明によって驚異を解消する。ブラウン運動を「予知」?「遺伝子」の概念や進化論との類似。家族の形成が文明の起源。欲望に駆られた技術の追求は、無知、そして戦争につながる。ボイルやニュートン、そしてドルトンへ―近代原子論へのつながり…二〇〇〇年以上前に誕生しながら、近代科学を先取りするような内容を持つ長篇詩は、いかなる論理でこの世界を説明し尽くしたか。
目次 第1部 書物の旅路―キリスト教世界を生き延びた原子論(修辞的カノン;ヴィクトリア朝の桂冠詩人;写本の発見と復活劇);第2部 作品世界を読む―原子と空虚が生み出す世界(物質と空間;原子の運動と形;生命と精神;感覚と恋愛;世界と社会;気象と地質)
ISBN(13)、ISBN 978-4-00-028304-5   4-00-028304-9
書誌番号 1113803439
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113803439

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