ケインズとシュンペーター --
吉川洋 /著   -- 岩波書店 -- 2020.8 -- 22cm -- 354p

資料詳細

タイトル マクロ経済学の再構築
副書名 ケインズとシュンペーター
著者名等 吉川洋 /著  
出版 岩波書店 2020.8
大きさ等 22cm 354p
分類 331.74
件名 マクロ経済学
個人件名 ケインズ,ジョン・メイナード
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 1951年生まれ.74年東京大学経済学部卒業後,イェール大学大学院でPh.D取得.ニューヨーク州立大学,大阪大学,東京大学を経て,現在立正大学経済学部教授,立正大学学長.東京大学名誉教授.内閣府経済財政諮問会議民間議員(2001-06年,2008-09年),社会保障国民会議座長(2008年).専攻はマクロ経済学.主な著書『マクロ経済学研究』(東京大学出版会,1984年)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 「ケインズ経済学はミクロ的基礎づけを持たない」という批判の下に出来上がった現代のマクロ経済学だが、現実経済を説明できない。経済物理学という新たな道具を用い、ケインズとシュンペーターの遺産を生かし、現実を説明できるマクロ経済学を志向する。
要旨 経済危機に対して各国で採られている経済政策の多くは、ケインズ経済学が教える財政出動と金融緩和であり、ここ半世紀近く主流を占めている新古典派マクロ経済学、すなわち「ミクロ的基礎づけを有するマクロ経済学」が勧める政策ではない。なぜ現在のマクロ経済学は、現実の危機に無力なのか。それは、現実を直視せず、「数学的な知的遊戯」におぼれているからではないか。本書では、自然科学分野の一般的なツールである「統計物理学」に学び、経済学の巨星ケインズとシュンペーターの遺産を融合することで、現実の経済を解明し有効な処方箋を描くことのできる、マクロ経済学のあるべき姿を提示する。
目次 第1章 標準的な「ミクロ的基礎づけ」はなぜ間違っているのか;第2章 統計物理学の考え方とマクロ経済学;第3章 ケインズ経済学のミクロ的基礎づけ―確率的マクロ均衡;第4章 景気循環―有効需要の役割;第5章 需要の飽和と経済成長―ケインズとシュンペーターの出会うところ;第6章 物価と賃金;第7章 金融市場/資産価格と実体経済;第8章 結論―マクロ経済学のあるべき姿;補論 先駆者たち
ISBN(13)、ISBN 978-4-00-024830-3   4-00-024830-8
書誌番号 1113807008
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113807008

所蔵

所蔵は 2 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 4階社会科学 Map 331.7 一般書 利用可 - 2066720848 iLisvirtual
港南 公開 Map 331 一般書 利用可 - 2068826376 iLisvirtual