エーリヒ・フロムとともに考える --
仲正昌樹 /著   -- ベストセラーズ -- 2020.9 -- 19cm -- 221p

資料詳細

タイトル 人はなぜ「自由」から逃走するのか
副書名 エーリヒ・フロムとともに考える
著者名等 仲正昌樹 /著  
出版 ベストセラーズ 2020.9
大きさ等 19cm 221p
分類 361.4
件名 社会心理学 , 自由 , 自由からの逃走
個人件名 フロム,エーリヒ
著者紹介 1963年、広島県生まれ。東京大学総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程修了(学術博士)。現在、金沢大学法学類教授。専門は、法哲学、政治思想史、ドイツ文学。古典を最も分かりやすく読み解くことで定評がある。また、近年は『Pure Nation』(あごうさとし構成・演出)でドラマトゥルクを担当し、自ら役者を演じるなど、現代思想の芸術への応用の試みにも関わっている。最近の主な著書に、『現代哲学の最前線』『悪と全体主義〓〓ハンナ・アーレントから考える』(NHK出版新書)ほか多数。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 自由に生きることに伴う重圧や不安に耐えかねて、自ら自由を放棄する過程を描き出すフロムの名著『自由からの逃走』。孤独と不安が蔓延する時代に、「強いリーダー」を求めてしまう罠と「人間の本性」を暴いた書から、危機の時代を生きる知恵を学ぶ。
要旨 ブラック企業による「やりがい搾取」はなぜ起こるのか?ネット上でカリスマを賛美したり、敵を集中攻撃して炎上騒ぎを起こすことに時間を費やしている人は、何が楽しいのか?アメリカ人はなぜ、強権的政治手法をとるトランプ大統領を支持したのか?その傾向が世界中に広がっているのはどうしてか?孤独と不安が蔓延しているから、苦しくて、どこかに救いを求めているからなのか?ならば、政治的民主化と非合理的な社会慣習の解体が進み、高度の科学技術によって人間の能力やコミュニケーション・ネットワークが拡張し続けている現代社会で、孤独と不安を抱える人がどんどん増えているのは何故か?それらこそ、フロムが探求したことであり、「自分は何を苦しがっているのか、どうなったら自由だと感じられるのか」を考えるうえで様々なヒントを与えてくれる。
目次 はじめに―なぜ今、『自由からの逃走』なのか;序章 全体主義を支える「自由からの逃走」;第1章 「自由の代償」とは何か;第2章 宗教改革がもたらした自由;第3章 「自由の二面性」を考える;第4章 「逃避のメカニズム」を知る;第5章 「ナチズムの心理」を知る;第6章 「フロムの希望」は:自由と民主主義;終章 「フロムの現代性と限界」を考える;あとがき―コロナ後の社会を生きる
ISBN(13)、ISBN 978-4-584-13971-4   4-584-13971-7
書誌番号 1113807863

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
都筑 公開 Map 361.4 一般書 利用可 - 2069039726 iLisvirtual