新典社新書 --
半沢幹一 /著   -- 新典社 -- 2020.8 -- 18cm -- 157p

資料詳細

タイトル 藤沢周平とどめの一文
シリーズ名 新典社新書
著者名等 半沢幹一 /著  
出版 新典社 2020.8
大きさ等 18cm 157p
分類 910.268
個人件名 藤沢 周平
著者紹介 1954年2月9日 岩手県久慈市生まれ。1976年3月東北大学文学部国語学科卒業。2019年3月 東北大学大学院文学研究科博士課程後期修了。学位:博士(文学)。現職:共立女子大学文芸学部教授。主著『文体再見』(2020年、新典社)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 藤沢周平の時代小説より「一文一段落」でしめくくられる73作品を紹介。主に登場人物を描写し、鮮やかな幕切れを演出する末尾の一文から、藤沢作品とそこに描かれたひとびとの魅力を解説する。
要旨 端正な文章で知られる藤沢周平の時代小説から「一文一段落」でしめくくられる七十三作品を取り上げ、その終わり方から作品を読み直す。鮮やかな幕切れを演出する末尾文が、いかにして読者にとどめを刺すのか。主に登場人物の描写で終わる一文を通じて、藤沢作品とそこに描かれたひとびとの魅力を紹介する。
目次 おしのの、短い旅は終っていた。―(暗い繩);疲れてかすんだ眼をこすり、清次は再び鑿をとり上げると、(略)―(闇の梯子);お吉はつぶやいたが、不意に自分も掌で顔を覆った。―(父と呼べ);薄闇の中にいる男とは、遠い昔に別れていたのだ、とも思った。―(旅の誘い);その鳥たちのしあわせに、微かな妬ましさを感じながら、(略)―(霜の朝);屋根を叩いていた時雨は、遠く去ったらしく、(略)―(時雨のあと);耳に轟いて、題目の声が続いていた。―(穴熊);耳を聾するばかりの時の声の中で、直太も寝たまま首をもたげ、(略)―(石を抱く);達平は、まだ頭が痛かった。―(拐し);橋の方から駆けてくるおようを指さしながら、おすまはそう言った。―(閉ざされた口)〔ほか〕
ISBN(13)、ISBN 978-4-7879-6181-5   4-7879-6181-0
書誌番号 1113815233

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
港南 公開 Map 910/フ 一般書 利用可 - 2067390892 iLisvirtual
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戸塚 公開 Map 910/フ 一般書 利用可 - 2067245620 iLisvirtual