『シートン動物記』から『ザ・コーヴ』へ -- 講談社選書メチエ --
信岡朝子 /著   -- 講談社 -- 2020.10 -- 19cm -- 400p

資料詳細

タイトル 快楽としての動物保護
副書名 『シートン動物記』から『ザ・コーヴ』へ
シリーズ名 講談社選書メチエ
著者名等 信岡朝子 /著  
出版 講談社 2020.10
大きさ等 19cm 400p
分類 480.9
件名 動物-保護-アメリカ合衆国 , 動物-保護-日本
注記 文献あり
著者紹介 1974年、東京生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。現在、東洋大学文学部准教授。専門は、専門は、比較文学・比較文化。主な著書に『核と災害の表象』(共編者、英宝社)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:序論-東西二元論を越えて. 忘れられた作家シートン. ある写真家の死. 快楽としての動物保護
内容紹介 『シートン動物記』は世界中で読まれている良書なのか?ヒグマに殺された写真家は間違いを犯したのか?イルカやクジラを食べるのは悪いことなのか?自然と動物を愛することに潜むイデオロギーに迫る。
要旨 私たちは、絶滅が危惧される動物や虐待される動物に胸を痛め、動物を大事にするのはよいことだ、と信じています。しかし、そうした考えの起源は意外に新しいものです。誰もが子どもの頃に手にした『シートン動物記』の著者、テレビ番組の取材中にヒグマに襲われて死去した写真家、そして和歌山県太地町の伝統的なイルカ漁を糾弾する映画―三つの事例の向こう側に控える時代背景、交錯する思惑、政治的意図、イデオロギーを詳細に追求していく本書は、私たちの常識を心地よく覆します。気鋭の著者が書き上げた読者への挑戦状!
目次 序論―東西二元論を越えて;第1章 忘れられた作家シートン(『動物記』とアメリカ;「人種再生」のビジョン;日本科学の精神と『動物記』;孤高の人々―平岩とシートンの動物観);第2章 ある写真家の死―写真家・星野道夫の軌跡(Michioの死とその周辺;原野をめぐる言説;星野が見た「アラスカ」);第3章 快楽としての動物保護―イルカをめぐる現代的神話(なぜイルカなのか;イメージの系譜学;人種階層と動物保護;宇宙を泳ぐイルカ;再び『ザ・コーヴ』へ)
ISBN(13)、ISBN 978-4-06-521259-2   4-06-521259-6
書誌番号 1113820046
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113820046

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