とり残された者のためのトランスジェンダー史 --
吉野靫 /著   -- 青土社 -- 2020.10 -- 19cm -- 209p

資料詳細

タイトル 誰かの理想を生きられはしない
副書名 とり残された者のためのトランスジェンダー史
著者名等 吉野靫 /著  
出版 青土社 2020.10
大きさ等 19cm 209p
分類 367.98
件名 トランスジェンダー-歴史 , 性同一性障害
注記 文献あり
著者紹介 立命館大学衣笠総合研究機構プロジェクト研究員。専攻はジェンダー/セクシュアリティ。トランスジェンダー当事者として大阪医科大学ジェンダークリニックに通院していたが、2006年、医療事故に遭う。翌年、大阪医科大学を相手取り提訴。2010年勝利的和解。この出来事をきっかけにトランスジェンダーに関する論文執筆や企画開催を開始する。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 「本当の」トランスジェンダーなんてない。「本当の」男女を追求する必要なんてない。見えないようにされていたもの、見てこなかったものについて、真摯に、丁寧に、しぼりだすように紡ぎ出されたトランスジェンダー史。
要旨 性同一性障害からトランスジェンダーへ、よく知られる呼び名が変わっても、この国は性同一性障害の基準でできている。語られなかった事実、報道されなかった出来事、そこにいたはずのたくさんの人々…。見えないようにされていたもの、見てこなかったものについて、真摯に、丁寧に、しぼりだすように紡ぎだされたトランスジェンダー史。今ある者たちへの「恩仇録」であり、そして、あとから生まれてくる者たちのための書である。
目次 第1章 「多様な身体」が性同一性障害特例法に投げかけるもの(日本のGIDをめぐる状況と特例法の課題;当事者の語りから見る「多様な身体」 ほか);第2章 GID規範からの逃走線(「正規」か、「非正規」か;正規医療の現在 ほか);第3章 当事者の「QOL」、医療側の「QOL」―「正規医療」経験者への聞き取りから(GIDをとりまく医療状況;正規医療が標榜する「QOL」 ほか);第4章 砦を去ることなかれ―繰り返し、忘れえぬ爪痕に抗して(「GID医療」の始まりと、現在まで;執拗に指摘するということ ほか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-7917-7313-8   4-7917-7313-6
書誌番号 1113820492

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