なぜ「都市崩壊」を免れたのか -- 集英社新書 --
安藤優一郎 /著   -- 集英社 -- 2020.10 -- 18cm -- 206p

資料詳細

タイトル 江戸幕府の感染症対策
副書名 なぜ「都市崩壊」を免れたのか
シリーズ名 集英社新書
著者名等 安藤優一郎 /著  
出版 集英社 2020.10
大きさ等 18cm 206p
分類 498.6
件名 感染症対策-日本-歴史-江戸時代
注記 文献あり
著者紹介 1965年、千葉県生まれ。歴史家。文学博士(早稲田大学)。早稲田大学教育学部卒業。同大学院文学研究科博士後期課程満期退学。主に江戸をテーマとして執筆・講演活動を展開、「JR東日本・大人の休日倶楽部」などの講師を務める。『大名屋敷の謎』(集英社)など著書多数。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 江戸時代にも、日本は天然痘やコレラといった感染症に苦しめられた。とりわけ、「過密都市」江戸は被害を受けやすかったが、都市崩壊のような事態には至らなかった。パンデミックを乗り切った「江戸の危機管理術」を解き明かす。
要旨 江戸時代にも、日本は感染症(天然痘・麻疹・インフルエンザ・コレラ)に苦しめられた。とりわけ、人口が百万を超えた「過密都市」江戸は被害を最も受けやすかったが、都市崩壊のような事態には至らなかった。時の幕府が、医療政策と社会福祉政策に力を入れたからである。徳川吉宗、松平定信らは感染拡大にどう対処したのか?当時の“持続化給付金”の財源と給付対象は?ワクチンはどのように普及したのか?現代に通底するトピックを織り交ぜながら、江戸の町がいかにして危機を脱したかを解き明かす。
目次 プロローグ 感染症の歴史;第1章 江戸の疫病と医療環境(江戸の流行病;江戸の医療環境と薬ブームの到来);第2章 将軍徳川吉宗の医療改革と小石川養生所の設立(薬草の収集と国産化政策;疫病の流行と処方集の配付;小石川養生所の設立;江戸の下層社会と生活補助);第3章 江戸町会所の“持続化給付金”(江戸の飢饉と米騒動;寛政改革と江戸町会所の誕生;給付金が支給される三つの理由;天保の大飢饉と都市崩壊の危機);第4章 幕末のコレラ騒動と攘夷運動の高揚(幕末の政情不安と開国;コレラ大流行;連続する疫病の流行と社会情勢の悪化;江戸開城と町会所);第5章 種痘の普及と蘭方医術の解禁(種痘技術の導入;種痘所の設置;医学所の誕生;エピローグ 感染防止と経済活動の維持
ISBN(13)、ISBN 978-4-08-721138-2   4-08-721138-X
書誌番号 1113822077
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113822077

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