新しい民主主義のかたちへ --
ジョアン・C・トロント /著, 岡野八代 /訳・著   -- 白澤社 -- 2020.10 -- 19cm -- 157p

資料詳細

タイトル ケアするのは誰か?
副書名 新しい民主主義のかたちへ
著者名等 ジョアン・C・トロント /著, 岡野八代 /訳・著  
出版 白澤社 2020.10
大きさ等 19cm 157p
分類 311.7
件名 民主主義
注記 原タイトル:Who Cares?
著者紹介 【ジョアン・C・トロント】1952年生まれ。ニューヨーク市立大学大学院およびハンターカレッジ政治学教授、ミネソタ大学政治学教授を経て、現在は両大学の名誉教授。専門は、フェミニズム政治理論。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 「フェミニスト的なケアの民主的倫理」が、なぜより善く生きる社会への変革なのか?米国のフェミニスト政治学者トロントが「ブラウン民主主義賞」を受賞した際の講演録を訳出。ケアに満ちた社会をめざす政治理論入門。
要旨 ケアを受けない者はいない。にもかかわらず、ケア活動もケア活動を担う人々も、長い歴史の中で軽視あるいは無視されてきた。本書は、“ケアに満ちた民主主義”を訴えてきた米国のフェミニスト政治学者トロントが、「ブラウン民主主義賞」を受賞した際の講演録を訳出。トロントは、民主主義の定義を「ケア責任の配分に関わるもの」だとし、新たな民主主義の再編が必要であると語る。あわせて日本のフェミニスト政治学者である訳者が、危機に瀕した日本の政治状況を分析するとともに、トロントが提示する「フェミニスト的なケアの民主的倫理」がなぜ必要なのか、それがなぜより善く生きる社会への変革であるのかを解説する。
目次 第1章 ケアするのは誰か?―いかに、民主主義を再編するか(ケアが理解されるとき、民主主義は再定義されなくてはならない;ケア株式会社;共にケアするための革命を起こす);第2章 民主主義の再生とケアの倫理―ジョアン・トロントの歩み(フェミニストとして、ケアの倫理に出会う;ケアの倫理から、ケアの理論へ;ケア活動Caringへの注視―実践と道徳をめぐるフェミニスト的アプローチとは?;ケアの倫理を道徳理論の変遷のなかに位置づける;ケアと政治理論;新しい民主主義論―無責任な特権者から、ケアを必要とする平等な者たちへ);第3章 ケアの倫理から、民主主義を再起動するために(フォルブルの寓話―競争とケア;フェミニズムにおける平等とは―ケア実践を社会に導入する;フェミニズムにおける民主主義とは―育児を中心に;ケアの民主化と民主主義の再生―ポスト・コロナ禍の時代にむけて)
ISBN(13)、ISBN 978-4-7684-7982-7   4-7684-7982-0
書誌番号 1113822866
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113822866

所蔵

所蔵は 2 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 4階社会科学 Map 311.7 一般書 利用可 - 2068990478 iLisvirtual
磯子 公開 Map 311 一般書 利用可 - 2068881970 iLisvirtual