記憶・トラウマ・ノスタルジア --
ヴォイチェフ・ドゥロンク /著, 三村尚央 /訳   -- 水声社 -- 2020.10 -- 20cm -- 354p

資料詳細

タイトル カズオ・イシグロ失われたものへの再訪
副書名 記憶・トラウマ・ノスタルジア
著者名等 ヴォイチェフ・ドゥロンク /著, 三村尚央 /訳  
出版 水声社 2020.10
大きさ等 20cm 354p
分類 930.28
個人件名 イシグロ,カズオ
注記 原タイトル:REVISITING LOSS
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 【ヴォイチェフ・ドゥロンク】1984年、ポーランドのワルシャワに生まれる。ヴロツワフ大学准教授(イギリス文学、比較文学)。主な著書に、『意味の探求-ジュリアン・バーンズの初期小説』(The Pursuit of Meaning in the Early Novels of Julian Barnes,Saarbrucken Scholars’Press,2015)などがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 カズオ・イシグロの語り手たちは、なぜ・何を語るのか?イシグロ作品に通底する中心的概念である「記憶」と「喪失」の複雑な関係を、フロイトをはじめとする精神分析理論、原爆の被害者たちを対象としたトラウマ理論などを援用しながら緻密に探る。
要旨 喪失を語りたいという欲望、喪失を忘れたいという欲望、喪失が起こる前に戻りたいという欲望―イシグロ作品に通底する中心的概念である“記憶”と“喪失”の複雑な関係を、フロイトをはじめとする精神分析理論、原爆の被爆者たちを対象としたトラウマ理論、ノスタルジアをめぐる文化理論などを援用しながら緻密に探る、はじめての批評的試み。
目次 序論 失われたものを思い出す;第1部 語りたいという欲望―喪失・記憶・叙述(かつての栄光という影―『浮世の画家』と『日の名残り』;語りのパターンを求めて―『浮世の画家』と『日の名残り』;第1部への結語 自己認識と自己欺瞞のあいだで);第2部 忘れたいという欲望―喪失・記憶・トラウマ(亀裂を埋め、罪悪感を払う―『遠い山なみの光』;過去に幽閉されて―『充たされざる者』;第2部への結語 過去の亡霊);第3部 帰還への欲望―喪失・記憶・ノスタルジア(失われた無垢を求めて―『わたしたちが孤児だったころ』;失われた楽園という避難所を求めて―『わたしを離さないで』;第3部への結語 いまも孤児であり続ける);結論 手離してゆくのか?
ISBN(13)、ISBN 978-4-8010-0509-9   4-8010-0509-8
書誌番号 1113824474
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113824474

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