歌学と表現と歌人 --
中川博夫 /著   -- 勉誠出版 -- 2020.11 -- 22cm -- 429,51p

資料詳細

タイトル 中世和歌論
副書名 歌学と表現と歌人
著者名等 中川博夫 /著  
出版 勉誠出版 2020.11
大きさ等 22cm 429,51p
分類 911.14
件名 和歌-歴史-中世
注記 索引あり
著者紹介 1956年生まれ。鶴見大学文学部教授。専門は和歌文学。主な論文に「鎌倉期関東歌壇の和歌―中世和歌表現史試論」(『中世文学』59、2014年)、「実朝を読み直す―藤原定家所伝本『金槐和歌集』抄」(渡部泰明編『源実朝―虚実を越えて』勉誠出版、2019年)などがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:中古「本歌取」言説史論. 本歌取説と実作の評価. 古注の言説と和歌の実作と現代の注釈と. 作意と解釈. 『新勅撰和歌集』序の理念. 『詠歌一体』論. 『遂加』の方法. 『越部禅尼消息』論. 中世和歌表現史論. 『土佐日記』の和歌の踪跡. 「空に知る」考. 「身を身」と「思ふ」考. 「けしき」の様相. 「三日月」をよむ. 〈軒〉をとおして. 〈間〉にうかがう. 西行の影響. 臨終の俊成. 妻の死・母の死. 治世の音・亡国の音
要旨 和歌の史的蓄積を自らの歌学の中に位置づけ、後の和歌と勅撰集のあり方を方向づけた俊成や定家。彼らの和歌観を直接・間接に選択・継承し、それぞれの和歌のあり方を模索していった為家や京極派。王朝和歌から連なる中世和歌の史的変遷を丁寧に紐解き、個々の特質と連続性を多面的に明らかにする待望の一書。
目次 序論(中古「本歌取」言説史論;本歌取説と実作の評価―定家の所説と秀歌撰歌をめぐって;古注の言説と和歌の実作と現代の注釈と―「括る」か「潜る」か;作意と解釈―『新古今集』の羈旅歌二首をめぐって);歌学論(『新勅撰和歌集』序の理念;『詠歌一体』論;『遂加』の方法;『越部禅尼消息』論);表現論(中世和歌表現史論;『土佐日記』の和歌の踪跡;「空に知る」考;「身を身」と「思ふ」考);京極派和歌各論(「けしき」の様相;「三日月」をよむ;“軒”をとおして;“間”にうかがう);歌人論(西行の影響―『十訓抄』と関東歌人に見る;臨終の俊成―「普賢品」を覚悟すること;妻の死・母の死―俊成・定家と『源氏物語』;治世の音・亡国の音―定家とその周辺)
ISBN(13)、ISBN 978-4-585-29199-2   4-585-29199-7
書誌番号 1113835956
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113835956

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