アングラから国境を越える演劇へ --
岡田蕗子 /著   -- 大阪大学出版会 -- 2021.1 -- 20cm -- 487p

資料詳細

タイトル 岸田理生の劇世界
副書名 アングラから国境を越える演劇へ
著者名等 岡田蕗子 /著  
出版 大阪大学出版会 2021.1
大きさ等 20cm 487p
分類 912.6
個人件名 岸田 理生
注記 文献あり 作品目録あり 年譜あり 索引あり
著者紹介 1986年、奈良生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。同大学大学院文学研究科演劇学研究室助教を経て現在同大学招へい研究員。京都芸術大学、兵庫県立宝塚北高等学校演劇科非常勤講師。専門は演劇学、近現代日本演劇史。主に劇作家岸田理生の作品研究を行っている。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:先行研究紹介. 岸田理生の歩みと、本書の分析対象に関して. 七〇年代のカウンター・カルチャーとの関係. 劇構造の応用. 身体論への関心. 文体の模索. 「個」であることの肯定. 『糸地獄』のクロノトポス. 俳優の身体性へのまなざし. 『リア』〈一九九七〉における「母」を巡って. 『ディスディモーナ』〈二〇〇〇〉の諸問題. 「分有」の概念. 手話という視点
内容紹介 演劇実験室天井桟敷を駆け抜け、“国境を超える演劇シリーズ”へと羽ばたいた、劇作家・岸田理生の軌跡を追う。直筆ノート、日記、手書き台本など貴重な一次資料にあたりながら、その劇世界の変遷を分析した本邦初の本格的研究書。
目次 序章 劇作家「岸田理生」を知るために(先行研究紹介;岸田理生の歩みと、本書の分析対象に関して;七〇年代のカウンター・カルチャーとの関係);第1章 未刊行初期作品について―寺山理論の応用と独自の劇世界構築の試み(劇構造の応用―『夢に見られた男』(一九七七)と『洪水伝説』(一九七七)を中心に;身体論への関心―『解体新書』(一九七八)と学習ノート「言語」を中心に;文体の模索―ワークショップ戯曲『凧』(一九七九)と学習ノート「鏡花」を中心に);第2章 近代日本へのまなざし(「個」であることの肯定―二・二六事件を描く三作品、戯曲『臘月記』(一九七九)、映画脚本『悪徳の栄え』(一九八八)、テレビドラマ脚本『密愛―2・26に散った恋―』(一九九一)を巡って;『糸地獄』のクロノトポス―初演・オーストラリア公演を中心に);第3章 異なる「言葉」を求めて(俳優の身体性へのまなざし―『四重奏―カルテット』(一九九三)の演出に関して;『リア』(一九九七)における「母」を巡って;『ディスディモーナ』(二〇〇〇)の諸問題―戯曲と演出の対照研究を通じて;「分有」の概念―『ソラ ハヌル ランギット』(二〇〇一)の演出に関して;手話という視点―車座の実践と岸田理生の戯曲を通して)
ISBN(13)、ISBN 978-4-87259-725-7   4-87259-725-7
書誌番号 1113846193

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 5階人文科学 Map 912.6/オ 一般書 利用可 - 2068853810 iLisvirtual