〈聖なる規範〉から読み解く現代 --
高尾賢一郎 /編, 後藤絵美 /編, 小柳敦史 /編   -- 岩波書店 -- 2021.1 -- 22cm -- 356p

資料詳細

タイトル 宗教と風紀
副書名 〈聖なる規範〉から読み解く現代
著者名等 高尾賢一郎 /編, 後藤絵美 /編, 小柳敦史 /編  
出版 岩波書店 2021.1
大きさ等 22cm 356p
分類 167.04
件名 イスラム倫理
著者紹介 【高尾賢一郎】同志社大学大学院神学研究科博士後期課程単位取得満期退学(博士).公益財団法人中東調査会.宗教学,現代イスラーム思想・社会史.『イスラーム宗教警察』(亜紀書房)他.(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:なぜ、いま宗教と風紀か 高尾賢一郎著. 「イスラームのルール」はどうつくられるのか 後藤絵美著. 「よいスカーフ」と「悪いスカーフ」の攻防とその境界 帯谷知可著. アルコール排斥の多義性と風紀の形成 奈良雅史著. 伝統主義の撤退戦 丸山空大著. サウジアラビアにおける宗教警察の役割と変容 高尾賢一郎著. 現代イランの学校教育における宗教実践 森田豊子著. 暴力の組織化と風紀の維持 上原潔著. パワースポット・ブームと風紀 岡本亮輔著. 旧ソ連・ウズベキスタンにおける「婚外の性」とイスラーム 和﨑聖日著. 経堂教育と新式教育 海野典子著. 二〇世紀初頭ドイツの裸体文化とキリスト教 小柳敦史著. 飲酒、性交、殺人の仏教 碧海寿広著. 「イスラーム国」の下での理想的生活 髙岡豊著. サウジアラビアの社会変革とジェンダー秩序 辻上奈美江著. 現代アメリカにおけるユダヤ教の境界線 石黑安里著. 「宗教と風紀」の「と」が意味すること 後藤絵美著 小柳敦史著
内容紹介 法や規則として、あるいは暗黙の了解として、社会のなかで守ることを期待されるルール(風紀)。宗教とのかかわりを軸に、その複雑でダイナミックな動態を読み解く。多様な地域をつないで生まれた、新たなる研究領域。
要旨 社会においてなされるべきだと期待される「当為の法則」である風紀は、宗教的価値観と結びつきながら、あるときは明文化された規則として、あるときは暗黙のルールとして、社会と個人の内面に深く関わってきた。エジプト、イラン、ウズベキスタン、中国、フランス、ドイツ、サウジアラビア、アメリカ、日本、インドネシア、リトアニア、そして「イスラーム国」と呼ばれる異なる社会について、形成・維持・紊乱・再生という四段階から、その変容のプロセスを描き出す。
目次 なぜ、いま宗教と風紀か;第1部 風紀の形成(「イスラームのルール」はどうつくられるのか―ムスリム女性の装いをめぐる事例から;「よいスカーフ」と「悪いスカーフ」の攻防とその境界―現代ウズベキスタンのヴェール論争;アルコール排斥の多義性と風紀の形成―現代中国における回族の実践と国家による宗教管理;伝統主義の撤退戦―近代ドイツのユダヤ教正統派による性道徳矯正の試み);第2部 風紀の維持(サウジアラビアにおける宗教警察の役割と変容―宗教による統治は何と対立するのか;現代イランの学校教育における宗教実践―イラン革命後の変化と現在;暴力の組織化と風紀の維持―移民・難民・排外主義を事例として;パワースポット・ブームと風紀―誰が神社を語るのか);第3部 風紀の紊乱(旧ソ連・ウズベキスタンにおける「婚外の性」とイスラーム―男が語るモラル;経堂教育と新式教育―二〇世紀初頭の北京ムスリムの教育改革をめぐる議論と実践;飲酒、性交、殺人の仏教―近代日本の戒律論);第4部 風紀の再生(「イスラーム国」の下での理想的生活;サウジアラビアの社会変革とジェンダー秩序―国家と宗教、SNS公共圏;現代アメリカにおけるユダヤ教の境界線―女性ラビをめぐって;「宗教と風紀」の「と」が意味すること);「宗教と風紀」の「と」が意味すること
ISBN(13)、ISBN 978-4-00-061447-4   4-00-061447-9
書誌番号 1113848340
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113848340

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