日常生活に潜む言語の危うさを暴く --
柿原武史 /編著, 仲潔 /編著, 布尾勝一郎 /編著, 山下仁 /編著   -- 三元社 -- 2021.1 -- 21cm -- 377p

資料詳細

タイトル 対抗する言語
副書名 日常生活に潜む言語の危うさを暴く
著者名等 柿原武史 /編著, 仲潔 /編著, 布尾勝一郎 /編著, 山下仁 /編著  
出版 三元社 2021.1
大きさ等 21cm 377p
分類 802
件名 言語政策 , 言語教育
著者紹介 【柿原武史】〈現職〉関西学院大学商学部教授。〈専門〉社会言語学、スペイン語圏を中心とする言語政策研究。〈主要業績〉[著書]『今そこにある多言語なニッポン』共編著、くろしお出版、2020年。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:少数言語は21世紀を生き残れるのか 柿原武史著. 多言語社会ルクセンブルクにおける言語イデオロギーの「対抗」 小川敦著. 台湾における「外国にルーツを持つ人々」のための言語支援 松永稔也著. インドネシアの「統一の中の多様性」 中谷潤子著. 「対抗しない」アフリカ型多言語主義の可能性 沓掛沙弥香著. 対抗する言語としてのアイオレオ語 寺尾智史著. 日本における日本語教育政策とその課題 布尾勝一郎著. 英語教授法をめぐる言説に内在する権力性 仲潔著. 対抗するための言葉としての「コミュニケーション」 榎本剛士著. 言語的弱者への見えにくい排外主義と対抗理論 中島武史著. 怒りの隠蔽 山下仁著
内容紹介 反移民などの排外主義、反グローバリズム、ポピュリズムなど、昨今の社会情勢に対し私たちはどのように「対抗」することができるだろうか。この問題意識に基づき、社会言語学に軸足を置く研究者たちが各自の専門領域における言語問題を考察している。
要旨 本書に通底する基本的なテーマは、社会における言語問題および言語政策・言語教育政策である。言語をめぐる昨今の議論や動向をみてみると、世の中の危うさが浮き彫りとなる。「グローバル時代だから」「多文化共生のために」「バリアフリーをめざして」などの美辞麗句が並べられ、誰も反対できないようなスローガンが掲げられる―。そんなときにこそ、日常生活に根付く言語問題・言語(教育)政策の背後にある諸問題を明るみに出し、批判的な眼差しを持ち、思考停止に陥ることなく、本質を見失うことなく議論していかねばならない。
目次 少数言語は21世紀を生き残れるのか―スペインの地域言語をめぐる問題から考える;多言語社会ルクセンブルクにおける言語イデオロギーの「対抗」;台湾における「外国にルーツを持つ人々」のための言語支援―外国籍配偶者と外国籍労働者を中心に;インドネシアの「統一の中の多様性」―言語という枠組みによる集団の諸相;「対抗しない」アフリカ型多言語主義の可能性―タンザニアの言語状況を事例に;対抗する言語としてのアイオレオ語―ボリビア・パラグアイ国境線からのまなざし;日本における日本語教育政策とその課題;英語教授法をめぐる言説に内在する権力性;対抗するための言葉としての「コミュニケーション」―英語教育の現場から;言語的弱者への見えにくい排外主義と対抗理論―障害者を中心に、外国人・非識字者も視野に入れて;怒りの隠蔽―聞き手に怒りをもたらす言語機能について
ISBN(13)、ISBN 978-4-88303-523-6   4-88303-523-9
書誌番号 1113848774
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113848774

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